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都南図書館が高校生の作品募集 高校の芸術活動に光を当て、来館者呼び込む

作品展示スペースに使う1階ロビースペース。ポスターはシンプルなデザインに仕上げた

作品展示スペースに使う1階ロビースペース。ポスターはシンプルなデザインに仕上げた

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 都南図書館(盛岡市永井)が現在、高校の美術・芸術系部活などで活動する生徒の作品を展示する「高等学校青春(アオハル)作品展・青春芸術作品展」でコラボレーションする学校や展示作品を募集している。

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 同館では、中高生の利用が減少していることが長年の課題となり、解決するためにさまざまな取り組みを進めてきた。2020年12月に中高生向けの蔵書などを紹介するコーナー「青春(アオハル)文庫」を設置。中学生の貸し出しは伸びてきたが、高校生の利用はまだ少ない状況が続いていることから、高校生を対象とした企画を検討してきたという。

 「企画を考える中で、文化・芸術系の活動をする高校生が成果を発表する機会が少なく、困っているという話を聞いた」と担当者の菊池史仁さん。同館1階ロビーには展示スペースとして使える場所があることから、その場所を活用してもらうとともに、図書館と高校生がコラボレーションすることで来館につなげるアイデアを思い付いた。

 今回は作品などの展示を希望する高校を同館が募り、学校単位で作品展を開催。展示作品は美術部や書道部、写真部、文芸部といった芸術・文化系の部活動などで制作したものとし、高校生が作品の搬入・搬出、展示作業を行う。図書館とのコラボレーション企画ということで、作品を展示する高校生はお薦めの本を紹介するPOPを作り、作品と併せて掲示するほか、展示スペース内で「青春文庫」のPRを行う。POPで紹介する本は新聞・雑誌・漫画・視聴覚資料を除いて自由。タイトルと著者名を明記し、それ以外は本への思いやお薦めポイントなどを自由に記載する。POPは作品展以降の図書館活動に活用する予定。

 応募は原則盛岡市内の高校を対象とし、芸術・文化系の部活動などを想定しているが、異なる形態で応募を機能する場合は要相談。申込書に必要事項を記入し同館へメールで提出する。

 同事業では、高校生が成果を発表する機会と、図書館を訪れる高校生がどちらも増えることに期待を込めている。菊池さんは「高校生に利用してほしい図書館と、成果発表の場所を探している高校生がうまくマッチングできれば。美術・芸術系で作品制作を頑張る高校生に脚光が当たってほしい」と話す。

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