見る・遊ぶ 学ぶ・知る

子どもたちが盛岡の魅力伝えるメッセージ募集 NYへ盛岡の良さ伝える

盛岡駅2階の「わんこロード」に設置されたブースでメッセージを書く学生たち(写真提供=KONAS)

盛岡駅2階の「わんこロード」に設置されたブースでメッセージを書く学生たち(写真提供=KONAS)

  • 0

  •  

 米国ニューヨークで8月に行われるイベント「岩手・盛岡フェア」に向けて現在、子どもたちが盛岡の魅力を伝える「こども観光アンバサダープロジェクト LOVE MY HOOD」が進んでいる。

[広告]

 イベントを主催する「KONAS(コナス)」は、ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「2023年に訪れるべき52カ所」の一つに盛岡が取り上げられたことをきっかけに、ニューヨークで盛岡や岩手に関連するイベントを開くことを目指し、4月から準備を進めてきた。当日は岩手や盛岡の特産品が並ぶ物産展ブースや南部鉄器の展示販売、わんこそばや盛岡冷麺の実食などを予定している。

 イベントに向けて盛岡市民を巻き込む企画として始めたのが、子どもたちに盛岡の魅力を伝えるメッセージカードを書いてもらう「こども観光アンバサダープロジェクト LOVE MY HOOD」。JR盛岡駅2階わんこロード、盛岡バスセンター、マリオス展望台、IGR青山駅・厨川駅・滝沢駅の市内6カ所にメッセージブースを設置し、専用カードの表面に盛岡でお薦めの場所や食べ物などを記入する。

 集まったメッセージカードは「岩手・盛岡フェア」の会場で来場者に配布。カードの裏面には英語で「このメッセージは子どもたちが盛岡の魅力を書いています。翻訳して読んでください」と書き添えた。メッセージカードは現在100枚ほど集まり、飲食店や風景などさまざまなお薦めが紹介されている。

 「KONAS」の中花龍哉社長は「盛岡と岩手に注目が集まっている絶好のチャンスを生かして、盛岡の良さをニューヨークで最大限に伝えたい。皆さんのメッセージが地域を元気づけるきっかけになる」と話す。

 「こども観光アンバサダー」としているが、大人が記入してもよい。子どもと大人が互いに盛岡の魅力に考えることで、自分が住む街について再認識するきっかけにしてもらうとともに、海外との接点にしてもらいたいという思いを込めた。

  企画を担当する松原大輔さんは「お薦めのものは人それぞれ違うので、何通りものPRができる。子どもたちの視点から見る盛岡の魅力もユニークで、純粋な気持ちが感じられる。カードを受け取った人が、『これを見て盛岡に来たんだよ』といつかどこかで話してくれたらうれしい。自分が書いたメッセージをニューヨークで誰かが受け取るという楽しみを皆さんと一緒に感じたい」と呼びかける。

 メッセージブースの設置は今月15日まで(マリオス展望台のみ10日まで)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース