ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都)が6月19日、岩手県立中央病院(盛岡市上田1)を含めた岩手県の2つの病院に、ディズニーキャラクターがデザインされた病衣を提供することを発表した。
同社によると、米国のウォルト・ディズニー・カンパニーでは2018(平成30)年から、病気と闘う子どもたちを支援するNGO団体「スターライト・チルドレン・ファンデーション」と協力し、同国内で病衣の寄贈をしての子どもたちへの支援プログラムを行ってきた。
同プログラムの長期的な可能性などを世界的に拡大していくため今回、米国以外の一部地域でも試験的に寄贈を実施する。同病院と岩手県立中部病院(北上市)など日本国内6病院のほか、フランス、シンガポール、台湾の病院で行う。
日本での寄贈は、ディズニー日本法人のウォルト・ディズニー・ジャパンと認定NPO 法人難病ネットワークが協力して実施。専門家の意見やアドバイスを参考に導入する6つの病院を選定した。
寄贈する病衣のデザインは、ミッキーマウス、ミニーマウス、ドナルドダック、グーフィーの4種類で、XS、S、M、Lの4サイズを用意。6病院合わせて2400着を提供し、6月から各病院で順次導入する。
ウォルト・ディズニー・ジャパンの広報担当者は「今回は、ディズニーが長年取り組んできた、子どもが病院で過ごす時間に前向きな思い出を作り、病気と闘う子どもたちに快適さと安らぎを届けるための新しい取り組みの一つ。病院で生活する子どもたちへ大好きなキャラクターの病衣での快適さと病衣を選ぶ小さな楽しみとを届けたい」と話す。