チャグチャグ馬コ(うまっこ)をモチーフにした複合遊具のお披露目式が6月5日、交流拠点複合施設「ビッグルーフ滝沢」(滝沢市)で行われた。
ひづめ型のホールドや尻尾のすべり台などユニークなデザインが子どもたちにも好評
同遊具は施設の指定管理者「まるっと滝沢プロジェクト」が事業の一環として設置。施設内には子どもたちが遊べるキッズルームがあるが、利用は未就学児が対象で、すぐに満員状態になってしまう課題もあった。より幅広い世代の子どもたちが遊べる場所を作るとともに、施設のシンボルになる物をつくろうと、屋外広場を活用して遊具の設置を決めた。
遊具は、子どもたちが伝統文化に触れながら成長するようにという願いを込め、伝統行事「チャグチャグ馬コ」に参加する馬コの姿をモチーフにした。全長13メートル、高さは最大3.5メートルで、馬コの顔や尻尾の部分が滑り台すになっているほか、ひづめの形をしたホールドやロープを使って登るスロープ、丸太橋などを組み合わせている。対象年齢は3歳~12歳で、子供の成長に合わせた遊び方ができるようにした。
お披露目式には、「まるっと滝沢プロジェクト」の貞永眞作さん、武田哲滝沢市長など関係者が出席。施設近隣の大沢保育園の園児らも訪れ、除幕を手伝った。園児らへ貞永さんは「子どもたちが喜んでくれるか、遊んでくれるか、楽しみでわくわくしている。この遊具が子どもたちのたまり場になれば。思い切り遊んで、大きく成長してもらいたい」と呼びかけた。
お披露目の後、園児らは早速、市の職員と一緒に遊具の側にある「楽しく遊ぶための守りごと」を確認して遊具で遊んだ。「馬の形がかわいい」「すごく大きい」「すべり台が楽しい」などと歓声を上げながら楽しむ姿が見られた。