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盛岡にゆかりある映画と本がテーマのイベント 2つの題材で街の魅力探る

映画と本のそれぞれのモチーフを取り入れたロゴデザイン

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 盛岡市の関係人口交流拠点「盛岡という星で BASE STATION」(盛岡市菜園1)で2月25日、盛岡にゆかりがある映画と本をテーマにしたイベント「盛星(もりほし) CINEMAS AND BOOKS」が開催される。

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 盛岡での暮らしの中から生まれた価値や魅力の普及啓発などに取り組む「盛岡ブランド市民推進委員会」が主催し、施設を運営する「盛岡という星で BASE STATION 運営協議会」が運営を担当。同委員会が取り組む盛岡にゆかりのある映画や本などを活用したシティープロモーション事業の一環として企画された。

 市都市戦略室の担当者は「映画や本に関連して、盛岡市内で文化的な活動を行っている人は多い。その中に盛岡ブランドとしての街の魅力があるのではないかと考えた」と話す。「盛岡という星で BASE STATION 運営協議会」の八重樫裕さんは「盛岡ほど映画と本に親しみを持つ街は、全国的にも類を見ないと思う」と話す。

 今回は施設内にミニシアターや書店を作るイメージで、映画の上映や書籍の販売、トークイベントなどを展開。市内の書店「さわや書店」が以前発表していた店員お薦め本を選ぶランキング「さわベス」の復活させた書籍の展示販売、書店POP作りのワークショップ、市が所有する映画に関する資料や市内の映画館で現在上映されている作品のチラシの展示、「盛星ミニシアター」と題して盛岡でも撮影が行われた映画「(ハル)」の上映を行う。

 トークイベントは本と映画のそれぞれのテーマで実施。本がテーマの「BOOKS編」では、盛岡在住の作家・くどうれいんさんと、月刊誌「ダ・ヴィンチ」編集長の川戸崇央さん、ミニコミ誌「てくり」を発行する「まちの編集室」の水野ひろ子さんの3人が、本作りの現場や盛岡と本についてなどについて話す。

 映画がテーマの「CINEMAS編」では、市内で映画にまつわる活動を行う「<映画の力>プロジェクト」の高橋大さん、秋田で古民家をリノベーションした映画館「アウトクロップ・シネマ」を運営する松本トラヴィスさん、八戸の映画館の閉館をきっかけに市民活動に参加している小向光さんが、それぞれの立場から見る映画や映画にまつわる環境と課題について話す。

 八重樫さんは「盛岡には映画好きと本好きが多いと感じているが、映画と本を2つ同時に取り上げるイベントは少ないと思う。ふらっと訪れて楽しめるような内容を企画したので、気軽に遊びに来てもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~19時。入場無料。トークイベント、ミニシアター、ワークショップは事前予約優先。トークイベントは当日立見も可能。申し込みは「盛岡という星で」のウェブサイトで受け付ける。

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