「XMAS MARKET IN 赤レンガ館 2022」が12月16日・17日、岩手銀行赤レンガ館(盛岡市中ノ橋通1)で行われる。
岩手銀行赤レンガ館のイベントが冬場は少ないことに着目し、屋外で行われることが多い「クリスマスマーケット」であれば寒さを生かせるというアイデアから生まれたイベント。2020年に始まり、毎回好評を得ているという。主催する「manordaいわて」には、開催の問い合わせや出店したいという声が届いていた。
「今年は秋ごろまでいろいろなイベントが重なっていて、準備が難しいかもしれないという考えもあった」と担当者の本間麻衣さん。「その中で、来場者・出店者の皆さんから開催を待っている声が届いて、これはやるしかないとスタッフたちも気合が入った。皆さんにとって魅力あるイベントになってきているのを感じて、うれしい」と話す。
今回は31事業者が出店。出店希望者が増えたことから2階小ホールへ会場を拡大した。出店者がそれぞれブースを設け、クリスマスらしい雑貨やリース、アクセサリー、キャンドル、焼き菓子、ガラス製品などを並べる。入り口には岩手県産羊毛「i-wool(アイウール)」を使ったマントを身に着けたドアマンが立ち、来場者を迎える。
2階の会場では、岩手銀行赤レンガ館で隔年開催しているホームスパンのイベント「ミーツ・ザ・ホームスパン」のミニ展示もある。約20組の県内作家によるホームスパン製品や羊毛小物などの展示販売を行う。
本間さんは「街全体のにぎわいづくりを目指してスタートしたイベント。目標としているところへ近づいてきているのでは。盛岡は本格的な冬を迎えて、イベントごとが少なくなる時期。街が明るく、温かくなるようなクリスマーケットをこれからも続けていきたい」と意気込む。
開催時間は、16日=11時~18時、17日=11時~17時。入場無料。出店者によって出店日が異なり、イベントのリーフレットに記載する。混雑時は入場制限・整理券配布などを行う場合がある。当日の混雑状況はSNSなどで発信する。