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盛岡・商店街の有料駐車帯で社会実験 今後の活用の道探る

東大通のパーチケ帯に設置された貨物集配車両駐車場所と自転車駐輪場

東大通のパーチケ帯に設置された貨物集配車両駐車場所と自転車駐輪場

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 盛岡市建設部交通政策課と岩手県警察本部交通規制課が現在、大通商店街と東大通商店街のパーキング・チケット駐車帯(パーチケ帯)の一部を使った社会実験を共同で実施している。

大通商店街に設置された貨物集配車両駐車場所と自転車駐輪場

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 両商店街のパーチケ帯は、路上駐車対策のために1985(昭和60)年に県公安委員会が設置。当時は商店街周辺に駐車場が十分に整備されていなかったため、パーチケ帯を利用する車両が多かったという。

 現在は駐車場の整備が進み、パーチケ帯の利用者は減少傾向にある。その一方で、パーチケ帯を利用せずに歩道に乗り上げて荷さばきをする車両や、商店街に設置している駐輪場以外に駐輪する自転車によって交通が妨げられる状況が見られる。そこで、パーチケ帯の一部を貨物集配車両の駐車場と駐輪場に転換する社会実験を行うことを決めた。

 実験に利用するパーチケ帯は、大通3丁目交差点から桜山神社付近までの区間で、貨物集配場所5カ所、駐輪場5カ所の計10カ所。そのほかのパーチケ帯は従来通り、チケットを購入して利用できる。

 駐輪場はパーチケ帯の駐車枠1、2台分を使って確保し、車両との接触を避けるために車道側をカラーコーンなどで囲う。大通・東大通周辺に用事がある人を利用対象者とし、利用する場合は歩道側から駐輪する。

 貨物集配場所は駐車枠2、3台分を使って貨物集配者1台分を確保。各スペースをカラーコーンなどで囲い、中央にカラーコーンを配置する。利用できるのは事前に登録した業者のみで、対象車両は、大通・東大通周辺に集配している営業貨物自動車。対象車両には「社会実験参加車両」の標章を交付し、駐車中は必ず提示する。利用車両は中央のカラーコーンを移動してから駐車し、利用後は元に戻す。

 社会実験終了後は利用者や参加業者、商店街関係者へアンケート調査を行い、集まった意見を基に今後の活用について検討していく。駐輪場を担当する市交通政策課の担当者は「パーチケ帯は利用率が下がり、今後の新しい活用法を考えている。実験は始まったばかりなので、まずは利用してみてもらいたい」と呼びかける。貨物集配場所を担当する県警察本部交通規制課の担当者は「実験で設置したスペースを利用できるのは登録業者のみ。対象ではない車両は違反となるので注意してほしい。すでに駐車している登録車両も確認しているので、需要があるかどうかしっかり調査したい」と話す。

 社会実験に使用している箇所は、対象となる利用者・車両に限り終日利用可能。問い合わせ先は、貨物集配車両駐車場所=県警察本部交通規制課(TEL 019-653-0110)、自転車駐輪場=市交通政策課(TEL 019-613-8538)。実験は今月14日まで。

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