ミセスコンテスト「Mrs International Global 2023 World Final」に日本代表として出場する盛岡市在住のジュエリーデザイナー・千葉香さんが11月25日、谷藤裕明市長を表敬訪問した。
「Mrs Japan International Global」は既婚者もしくは婚姻歴か出産歴を持つ女性を対象にしたコンテスト。千葉さんは昨年5月に行われた同コンテスト日本大会で45歳以上のクラシックカテゴリーにエントリーし、グランプリに選ばれた。本来であれば今年1月に世界大会へ日本代表として出場する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となっていた。
世界大会は来年1月にマレーシアで開催。アジア、欧州、米国などから、千葉さんと同じ昨年の大会で選出された各国代表と今年の代表が出場し、出場者の中から4位までが選出される。
大会の延期が続く中、「ここまでモチベーションを維持するのが本当に大変だった」と千葉さん。「体力や筋力、英語力などを鍛えるためにレッスンを欠かさず行っているが、本番に全てを出し切るためにメンタルコントロールも続けてきた」と振り返る。
千葉さんは日本大会を主催する三浦みやびさんとともに谷藤市長を訪問。大会について説明した後、千葉さんは「岩手、盛岡を世界にアピールしたい」と抱負を話し、「岩手には芯が強く美しい女性がたくさんいる。これからは岩手・盛岡から世界へ羽ばたく女性のサポートもできたら」と伝えた。
谷藤市長は「世界中から代表が集まるコンテストの日本代表に盛岡の女性が選ばれるというのは喜ばしいこと。大変な努力もあったと思うが、自ら道を切り開く力を持って頑張ってほしい。素晴らしい結果となるように願っている」と激励した。
コンテストは5日間行われ、特技などを披露する「タレントショー」や英語のスピーチと質疑応答、各国の代表的な衣装を着た「ナショナルコスチュームランウェイ」などの審査が行われる。
千葉さんは「ようやくここまで来たという気持ち。5日間は24時間審査が続く。緊張が長く続くと思うが、日常の中の言動や人間性、人としての厚みを見てもらいたい。そして職人の視点から見た盛岡・岩手の工芸やものづくりについてもPRしてきたい」と意気込む。