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盛岡に「手紡ぎ・手織り」の学校 ホームスパンを知る最初の一歩に

外を見ながら作業ができる心地よい環境。春になると緑が美しいという

外を見ながら作業ができる心地よい環境。春になると緑が美しいという

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 盛岡市央公園で整備が進む複合施設「BeBA TERRACE(ビバテラス)」(本宮)内に11月1日、ホームスパンに関連する講座や体験、商品の販売を行う「手紡ぎ手織りの学校 Looms(ルームス)」が開講した。

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 岩手県内で受け継がれている伝統工芸「ホームスパン」の技術の継承と、気軽にホームスパンに触れられる環境づくりを目指して開いた同教室。運営を担う「クラシカウンシル」では、これまでもホームスパン関連のイベントを企画し、施設がオープンするまで期間限定の体験教室も行ってきた。

 同社の木村敦子さんは「体験教室やイベントを通じて分かったのは、『ホームスパンを学びたい、やってみたい』という人が多くいるということ。本格的に施設がオープンしてから、以前の体験教室に参加した人が来ることも少なくない。Loomsがホームスパンを学びたい人の受け皿になれば」と話す。

 教室で講師を務めるのは、ホームスパン作家の小山牧子さんと原しおりさん。小山さんは「ホームスパンを教える教室は少ない。作家が個人でやっている教室も多く、受講者の数が限られていて、最初の一歩を踏み出すのに勇気がいると思う。いつでも、気軽にホームスパンに触れられる場所があればと思っている」と話す。

 教室には、高機のほか卓上織機、足踏み式紡毛機、染色用の設備などを設け、材料になる羊毛を洗う作業から、染色、糸紡ぎ、織りなど、ホームスパンを作る工程を一通り体験できる。体験内容ごとにコースや日程を分けて実施し、初心者も経験者も参加できる講座を用意している。

 教室内には、岩手在住の作り手による団体「いわてホームスパンユニオン」に参加する作家・工房の製品を扱うショップスペースも併設。ホームスパン関連の展示会が減る夏を含め、岩手の羊毛製品に一年中触れられる環境を整える。

 「目指すのは、ホームスパンに触れ、知り、学べる場所」と木村さん。「まずはホームスパンが楽しいことを知ってもらい、徐々に本格的な講座を始めていきたい。ホームスパンの世界は後継者不足も課題。将来的には後継者育成にもつながれば」とも。

 営業時間は10時~17時。月曜定休。各月の講座の内容や日程の案内と、受講申し込み受け付けはクラシカウンシルのウェブサイトで行う。

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