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盛岡で「子供たちの和の文化祭」 子どもたちの学びに大きな拍手を

「子供たちの和の文化祭2022 in 盛岡」のチラシ

「子供たちの和の文化祭2022 in 盛岡」のチラシ

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 伝統文化を学んだ子どもたちによる合同発表会「子供たちの和の文化祭2022 in 盛岡」が11月23日から、もりおか町家物語館(盛岡市鉈屋町)で開かれる。

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 文化庁による「子供たちの伝統文化体験事業」の一環として、同庁、伝統文化をつなぐ岩手・盛岡実行委員会、いわてアートサポートセンターが主催する。伝統文化をつなぐ岩手・盛岡実行委員会は同事業の委託を受け、昨年度に続いて今年7月から「伝統文化子供教室」を行っている。教室に参加した子どもたちの成果発表の場として、同イベントを開催する。

 伝統文化教室は新設した日本画と工芸のほか、書道・華道・江戸糸あやつり人形芝居・和楽器(民謡)・邦舞・茶道の計8分野で、熟練の指導者の下、約5カ月にわたって子どもたちが伝統文化を学んでいる。中には昨年から継続して参加している子どももいるという。

 いわてアートサポートセンターの戸来忠雄さんは「難しさはありつつも、やったことがないことへの挑戦を子どもたちは面白いと感じている様子。大人なら慎重に進めるような場面でも勢いで飛び込んでいく子どもの姿を見守るのは楽しい」と話す。

 文化祭は展示発表、舞台発表、茶道披露の3つに分けて行う。茶道披露では、子どもたちがお点前を披露し、来場者をもてなす。

 「大きな作品に取り組んだ書道や、絵具作りから始まった日本画、難しい竹細工に挑戦した工芸、基礎に子どもたちの感性が加わった華道はそれぞれ見どころがたくさんある」と戸来さん。「江戸糸あやつり人形や邦舞は岩手ならではの演目で、和楽器演奏は三味線と笛と太鼓で童謡を演奏する予定。子どもたちに練習成果に注目してもらえれば」とも。

 今後、子どもたちが伝統文化や芸術を学ぶ場を継続していく考えもある。戸来さんは「やりたいという子どもたちはもちろんだが、応援してくれる大人がいると継続的な取り組みへつなげやすい。短い期間の中で子どもたちが積み重ねてきたもの、心身の成長を存分に感じてもらいたい。子どもたちに大きな拍手を送ってほしい」と呼びかける。

 開催日時は、展示発表=23日~27日10時~18時(最終日は16時まで)、舞台発表=26日14時~15時30分(13時30分開場)、茶道披露=27日10時30分~12時、13時30分~15時。入場無料。茶道披露のみ23日から整理券を配布する。

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