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クイズ形式で盛岡の街巡り 若者ら発案、楽しく出かけるきっかけづくりに

「雲つなもりおか クイズふしぎ発見!」の特設サイト

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 盛岡市鉈屋町かいわいを拠点に活動する学生と社会人の有志によるグループ「もりおかワカものプロジェクト(もわっぷ)」が現在、クイズ形式で市内を巡る「雲つなもりおか クイズ!ふしぎ発見」を行っている。

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 小説「雲を紡ぐ」を題材に、作品の舞台となる盛岡の魅力を発信する取り組み「『雲を紡ぐ』でつながろうプロジェクト(雲つなもりおか)」に連動して実施しているもの。以前から「もわっぷ」の中で「子どもたちは自分が住んでいる地域以外はよく知らない」「親子で街を歩く機会が欲しい」という声があり、「雲つなもりおか」の拠点が「もわっぷ」と同じく鉈屋町にあることから、関連した街歩きを企画した。

 企画の設計については、「楽しい」「まち遊び」の2つの視点を大切にしたという。「もわっぷ」の活動に携わる「盛岡まち並み塾」事務局の岩見麻梨子さんは「ガイドツアーもよいが、それぞれのタイミングで自由に出かけて地域の魅力に触れることができればと考えていた。暮らしている地域について新しい発見があるとうれしいという気持ちに着目し、街の宝や不思議を発見する視点でクイズ形式の街歩きを企画した」と話す。

 クイズは全3問。「雲を紡ぐ」に登場するスポットを巡り、クイズに回答する。出題場所は「大慈清水」「大慈清水御休み処(どころ)」「ござ九」の3カ所。クイズの内容は「雲つなもりおか」のプロジェクトマップや企画の特設ウェブサイトに掲載している。回答は特設ウェブサイトの専用フォームに入力。プロジェクトマップもしくは出題場所でQRコードを読み取ってアクセスできる。

 答えと全問正解者の名前は特設ウェブサイトで発表。回答動画も公開する。「ノリノリで楽しく準備を進めているので動画も楽しみにしてもらいたい」と岩見さん。

 クイズ企画は学習教材のような位置付けでの活用も視野に入れ、シリーズ化を検討中。岩見さんは「地域に触れる機会があれば、出かけるための動機づけにもなると思う。子どもたちや学生、社会人、大人の皆さんも街の歴史を知り、興味が生まれるとうれしい。スマートフォンやパソコンが必要になるので、子どもたちは保護者の皆さんと参加してもらえれば」と呼びかける。

 回答期限は11月29日。正解の発表は12月2日を予定している。

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