盛岡劇場(盛岡市松尾町)で10月15日・16日、令和4年度もりげき演劇アカデミー「平田オリザ流演劇ワークショップ~演劇の手法を使ったコミュニケーションツールを学ぶ~」が行われる。
同ワークショップは、12月18日に同劇場メインホールで開かれる「青年団」の第96回公演「日本文学盛衰史」の関連企画。公演の前に「青年団」の主宰で劇作家・演出家の平田オリザさんを招き、ワークショップと講演会を開催する。平田さんが同劇場でワークショップを行うのは2014(平成26)年以来だという。
「もりげき演劇アカデミー」では、市民を対象に演劇や舞台技術の基礎などを学ぶワークショップを行ってきた。主に初心者向けの内容が多かったが、平田さんを講師に迎えるに当たり、「これからワークショップを立ち上げたい人」に向けて行うことにした。
受講者を、教育現場や劇場など文化施設に所属する職員またはそれを目指す人、盛岡市内近郊で活動する劇団関係者、演劇ワークショップの手法に関心がある大学生以上の人に限定。演劇経験の有無は問わない。演劇的な手法を取り入れたコミュニケーションの取り方や、ワークショップを行う時に必要な立ち振る舞い、心構えなどを学ぶ。
15日には平田さんによる講演会も開く。「平田オリザ的 啄木・賢治論~『日本文学盛衰史』に向けて~」と題し、石川啄木や宮沢賢治も登場する「日本文学盛衰史」がより楽しめる内容となる。
盛岡劇場の担当者は「盛岡には学校や文化施設、劇団も多いので、ワークショップに参加することで何かこつをつかんでもらえれば。参加できない皆さんは、講演会で平田さんの話を楽しんで」と呼びかける。
ワークショップの開催時間は15日=13時30分~16時30分、16日=10時~16時。受講料は1,000円。申し込みは9月30日21時30分までメールで受け付ける。定員は20人で、定員を超えた場合は抽選。ワークショップの内容から「教育現場や劇場など文化施設に所属する職員またはそれを目指す人」を優先する場合がある。講演会は18時開場、18時30分開演。参加無料。定員は90人。入場には整理券が必要。9月4日から盛岡劇場・盛岡市民文化ホール・キャラホール・姫神ホールで1人2枚まで配布する。