「NPO法人日本フィールド環境保全協会」と「岩手キャンプ友の会」が主催するキャンプイベント「STARSKY CAMP」が6月25日・26日、「岩手焼走り国際交流村キャンプ場」(八幡平市)で初開催される。
イベントは施設内の特設フリーサイトを借り切っての実施。日本フィールド環境保全協会の阿部雅寛さんは「以前、家族で岩手山焼走り国際交流村キャンプ場でキャンプした時、雄大な岩手山や満天の星空を見て、ここでイベントできたら楽しいだろうなと思い、今回の開催に至った」と話す。
テーマは「キャンプを通じて地球を『感じる』」。会場となる岩手焼走り国際交流村の近くには、岩手山の噴火によって噴出した溶岩が冷え固まってできた国の特別天然記念物「焼走り熔岩流」があるほか、施設内には天文台もあり天体観察もできる。「星空から地球以外の星を感じ、溶岩流からは地球が生きているパワーを感じる。雄大な岩手山と過ごすことで、当たり前にある自然についても改めて考えてほしい」と阿部さん。
イベントでは企業・団体・個人を含めて10店ほどが出店予定。飲食やキャンプ用品、雑貨、野菜などの販売などを行う。そのほかカメラマンによる撮影会や車両展示、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の体験会、抽選会といった催しが行われる。
同協会では、自然やアウトドアフィールドの環境維持のため、イベントごとにキャンプ場のごみ拾いに取り組んでいる。今回も参加者へごみ袋を配布し参加者と共に行う。
阿部さんは「人と会う機会が少なくなった今、キャンパー同士の出会いも少なくなっていると思う。広いフィールドで、距離を保ちながら情報交換できる場にもなれば。雄大な景色の中でのキャンプと、いろいろなスタイルのキャンパーとの交流を楽しんで」と呼びかける。
当日は11時チェックイン、翌日11時チェックアウト。特設フリーサイトは定員に達したが、施設内の別のサイトの利用が可能。料金は1張り3,000円。問い合わせは「岩手キャンプ友の会」のインスタグラムのダイレクトメッセージを通じて受け付けている。