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盛岡の書店ポノブックスで「本屋プロレス」開催へ 開店5周年で

「本屋プロレス」に向けてTシャツも制作。気合十分な小山さん

「本屋プロレス」に向けてTシャツも制作。気合十分な小山さん

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 書店「Pono books&time(ポノ ブックスアンドタイム)」(盛岡市大通3)で6月18日、「本屋プロレス フォーエバー」が開催される。

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 同店は古本を中心とした書籍の販売スペースにワークスペースを併設した書店として2017(平成29)年に開店。店主の小山由香理さんが副業として、平日の夜間や土曜・日曜・休日に営業してきた。現在は小山さんが店内でリモートワークをしながら火曜~土曜に営業を行っている。

 今年は周年イベントを行わずひっそりと5周年を迎えた。小山さんは「5年たって店自体に大きな変化はないが、お客さんの人生の変化に立ち会う機会は増えた。盛岡を離れる人を見送ることも多くなって、寂しさはあるけど、自分に伝えてくれるのがうれしい」と話す。

 コロナ禍の影響は大きく、利用客は減少し、店内を会場として貸し出すイベントも中止が相次いだ。その一つが「本屋プロレス」。「みちのくプロレス」所属ののはしたろう選手が同店で定期的にイベントを行っていたことをきっかけにのはし選手が企画し、プロレス好きの小山さんが会場を貸していた。

 狭い店内を使った本屋プロレスは選手と観客の距離が近いのが魅力だが、感染症対策の観点からは開催が難しい。「これまで通りの開催は無理」という考えもあり中止にすることもあったが、出場選手や観客の人数を制限し、フェースシールドを配布するといった対策を講じて続けてきた。4回目となる今回は岩手県の感染対策ガイドラインに基づき、マスクをした状態であれば声援が可能となった。

 のはし選手は「ライブ配信が主流になり始めているが、スポーツやエンタメは生が一番。皆さんの声援がわれわれの力になる。ポノブックスの5周年を共に派手に盛り上げよう」と呼びかける。

 同店が入居するビルにテナントが増え、プロレスによる振動や音などが他の階にも響くため、「その影響を考えると今回が最後かも」という思いで副題に「フォーエバー」と付けた。小山さんは「他の入居者から許可が下りれば続けたい。コロナ禍で店を続けられなくなるかもと思ったこともあって、今はやりたいことを全部やろうという気持ち」と意気込む。

 16時開始。チケットは指定席=5,000円、立ち見一般=4,500円、小・中・高校生立ち見=2,000円。のはし選手の公式オンラインショップで取り扱う。ポノ ブックスアンドタイムの営業時間は10時~18時(土曜は13時~17時)。日曜・月曜定休。

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