食べる

10回目の「お弁当パラダイス」開催へ 飲食店と利用者の交流続けて

昨年4月のお弁当パラダイスの様子

昨年4月のお弁当パラダイスの様子

  • 30

  •  

 盛岡大通商店街協同組合が4月24日、市内・県内の飲食店による弁当販売イベント「第10回お弁当パラダイス」を開催する。

[広告]

 「お弁当パラダイス」は、新型コロナウイルス感染症の影響により、売り上げが落ち込む飲食店を支援する企画として2020年6月に始まり、年に数回の開催を続けてきた。2021年は「スポーツ」や「クラフト市」などのテーマを設定し、バリエーションを広げてきた。市内・県内で新型コロナウイルス感染症が拡大したことから中止となることも多かったが、会場内の飲食スペースをなくしテイクアウトのみにするなど状況に合わせた工夫も取り入れてきた。

 盛岡大通商店街協同組合の中村正樹さんは「3年目を迎え、大通のイベントとして定着してきたようにも感じている。今年の開催を告知すると、『待ってました』という反応も多かった。飲食店はまだまだ危ない状況で、元気がない。出店する飲食店の皆さんからも『今年もやりましょう』という声があった。今年は極力中止しない方向で続けていければ」と話す。

 出店者の中には普段は弁当の販売をしていない飲食店も多い。来場者からは各店の個性が表れた弁当や総菜が好評を得ている。感染が拡大し飲食店へ行くのが難しい時期には常連客がイベントに足を運び、店と客の交流の場にもなっていた。弁当をきっかけに店舗を訪れる流れもあり、新しいファンづくりの場にもなった。

 4月は31店舗の出店を予定。今年は10月まで毎月1回の開催を計画している。「商店街は生き物。人がいなければ枯れてしまう」と中村さん。「お弁当パラダイスが、商店街に来るきっかけになれば。4月は歩くのにもぴったりな季節。おいしい弁当を食べて飲食店を応援して、街歩きを楽しんで」と呼びかける。

 開催時間は11時30分~15時。出店者の情報は同組合のホームページで紹介する。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース