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フェザン40周年の思い出ミュージアム 懐かしのポスターやエピソード紹介

「フェザン40周年思い出エピソードコンテスト」の最優秀作品の一つと開業時のポスター

「フェザン40周年思い出エピソードコンテスト」の最優秀作品の一つと開業時のポスター

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 盛岡駅ビル「フェザン」(盛岡市盛岡駅前通)が現在、本館1階「フェザンパティオ」で「フェザン40周年思い出MUSEUM(ミュージアム)」を開催している。

スタッフや利用客のエピソードに登場した「オリジナルポケットティッシュ」。懐かしむ人が多い

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 フェザンは1981(昭和56)年に開業し、今年40周年を迎えた。4月から記念事業を展開し、その一環として利用客からフェザンにまつわる思い出エピソードを募集する「フェザン40周年思い出エピソードコンテスト」を実施。100を超えるエピソードが集まった。

 「思い出MUSEUM」の企画は、「コンテストで集まった思い出を形にして多くの人に見てもらいたい」という職員のアイデアから生まれた。エピソードの中から職員らが最優秀賞・優秀賞・特別賞を選び、最優秀賞作品をフェザン館内で使用するイラストなどを手掛ける岩手出身の漫画家・月子さんがイラスト化。他の受賞作品は原稿用紙風のデザインにし、パネル展示と作品集への収録を行った。

 集まったエピソードの中には家族で訪れた時の話や、フェザン内で働いていた時の話、特定の店舗に関する思い出も多かったという。担当者は「長く働いているスタッフと若手スタッフが一緒に受賞作品を選んだが、すてきなエピソードばかりで甲乙つけがたかった。選考中も『こんなお店あったね』と盛り上がる瞬間や、スタッフでも知らないエピソードに驚く様子があった」と話す。

 開業から1991年までの間に使われていたポスターや広告、館内の掲示物を展示する「フェザン 1981-1991 懐かしのポスター&広告展」も開催。展示しているのは全て実物で、開業を知らせるポスターや新聞記事、季節ごとに掲示していたポスター、「ガラポン大会」で使われていた抽選券などが並ぶ。ポスターの中には海外で撮影されたものもあり、当時の活気が感じられる。

 思い出エピソードコンテストで寄せられた作品や、スタッフ間でも話題に上ったのが、「フェザンオリジナルのポケットティッシュ」。ペイズリー柄で緑とピンクの2色があり、抽選会の景品などに使われていた。「もらってうれしかった」という声のほか、復刻を望む声も多いという。このティッシュも会場内に展示されている。

 昨今の「レトロブーム」の影響もあり、高校生など若い世代が足を止めてポスターを眺める様子もあり、好評を得ているという。「懐かしいデザインでも、若い皆さんには新鮮さとして受け入れられている。『かわいい』という声が聞こえると、私たちもうれしくなるし、今の時代でも通用するかもと思える」と担当者。「ポスターやチラシにはなかなか目にできない貴重なものも多い。周年記念ならではのイベントなので、思い出を振り返りながら楽しんで」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~20時(最終日は18時まで)。来年1月10日まで。12月30日は全館18時閉館、1月1日は全館休館。

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