岩手県が10月1日、県民を対象に宿泊・旅行代金の割引や登録店舗で利用できるクーポン券の発行を行う「いわて旅応援プロジェクト」の第2弾を開始した。
同プロジェクトは、観光庁による「地域観光事業支援」を活用し、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける県内観光事業者や土産物店などへの支援を目的として今年4月に開始。当初の期間を延長し、8月22日まで実施予定だったが、8月12日に県独自の緊急事態宣言「岩手緊急事態宣言」が発出されたことを受け停止していた。
9月16日に「岩手緊急事態宣言」が解除されたことから同プロジェクトも第2弾として再開。第1弾と同様に、県民の県内での宿泊もしくは日帰り旅行を対象とし、プロジェクトに登録した宿泊施設や旅行会社を通して予約を行った場合、1人当たりの支払金額に応じて宿泊代金や旅行代金を2,000円から5,000円を上限に割り引く。補助額は、利用金額が1人当たり4,001円~5,999円で2,000円、同1万円以上で5,000円とする。1人につき2,000円分の「いわて応援クーポン」も発行する。
第1弾からの変更点は、宿泊施設や旅行会社ごとに割引日や割引プランを設定している点と、いわて応援クーポンの有効期限を発行日から10日間とした点。第1弾とは違い、利用する施設や旅行会社によってプロジェクトの割引対象となる日にちやプランが異なるため、予約前に事前確認するよう注意を呼び掛けている。
割引対象となるのは12月31日宿泊・出発分まで。12月23日以降発行の「いわて応援クーポン」については2022年1月1日までを有効期限とする。期間中であれば複数回の利用は可能だが、1回の利用は7泊まで。利用時には県内居住者であることが確認できる書類を持参することが条件となっている。
利用方法や、登録、割引を終了した宿泊施設・旅行会社、クーポンが利用できる店舗などの一覧は公式ホームページに掲載。新型コロナウイルスの感染状況等によっては中断・終了する場合がある。