見る・遊ぶ

第11回いわてマンガ大賞コンテスト開催へ 岩手をテーマに作品募る

今年のメインビジュアルを手掛けるのは前回の大賞受賞者さささまききさん

今年のメインビジュアルを手掛けるのは前回の大賞受賞者さささまききさん

  • 0

  •  

 岩手県は現在、「第11回いわてマンガ大賞」コンテストの作品を募集している。

[広告]

 同コンテストは岩手の漫画文化の発信や漫画を通じた岩手の魅力発信を目的に2011(平成23)年に始まった。4~24ページ程度の漫画作品を募集する一般部門と、1~4コマの漫画を募集する1~4コマ部門の2部門を設ける。岩手を題材にした未発表・未投稿のオリジナル作品であれば、プロ・アマチュア、年齢を問わず応募できる。

 第10回は一般、1~4コマ部門合わせて334点の応募があり、第9回を上回る作品数が集まった。一般部門のうち、大賞と優秀賞の受賞作品は県公式のウェブ漫画サイト「コミックいわてWEB」へ掲載。第10回の大賞受賞作品、さささまききさんによる「シンデレラin岩手」は童話「シンデレラ」を岩手風にアレンジしたユニークな作品で、「ガラスの靴」の代わりに登場する「南部鉄器の靴」がSNS上で話題となった。

 県文化振興課の担当者は「毎回たくさんの応募があり、高い関心を持ってもらえていると感じる。特に『1~4コマ部門』は学校単位で取り組んでいる学校もあり、例年多くの応募がある。コミックいわてWEBに掲載された受賞作品については、とても面白かったなどの感想もあり、レベルの高い作品が集まっている」と話す。

 今回もこれまで同様に岩手を題材にした未発表・未投稿のオリジナル作品を募集。題材例としては食や伝統工芸、郷土芸能、世界遺産、スポーツなどに加え、昨年からはコロナ禍における「新しい生活様式」も挙げている。応募資格はプロ・アマ問わず、年齢・国籍・居住地なども不問で共作も可能とする。紙原稿とデジタル原稿の両方を受け付け、郵送のほかデジタル原稿に限りコンテストの公式ホームページからも応募できる。

 応募作品は漫画編集者による1次審査の後、県内在住の漫画家そのだつくしさんや竹谷州史さん、田中美菜子さんのほか、漫画編集者、県内書店関係者などによる2次審査を行い、一般部門から大賞1点、優秀賞3点、学生の部金賞2点・銀賞3点、1~4コマ部門から一般の部(高校生以上)最優秀賞1点、優秀賞2点、中学生以下の部最優秀賞1点、優秀賞3点以内を選出する。一般部門の1次審査通過者を対象に漫画編集者による作品添削会の実施も予定している。

 担当者は「皆さんの思い描く『岩手』を、自由な発想で表現してもらいたい。たくさんの応募を待っている」と呼び掛ける。

 応募要項と1~4コマ部門のテンプレートはコンテストの公式ホームページからダウンロード可能。締め切りは9月21日(必着)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース