8月12日に発表された「岩手緊急事態宣言」に伴い、県施設などの休館が続いている。
「岩手緊急事態宣言」は、県内での新型コロナウイルス感染症の新規感染者数の急増を受け、新たな感染を強力に抑え込み、医療提供体制のひっ迫・崩壊を未然に防ぐために県が独自で発令した緊急事態宣言。期間は直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数が10人未満となるまでとする。県の対策として、県主催イベントの原則中止や規模の見直し、県施設の休館や利用制限、医療提供体制の確保、事業者への支援強化を行うほか、県民に向けて不要不急の外出自粛や都道府県をまたぐ旅行・帰省の原則中止、基本的な感染対策の徹底などを呼び掛けている。
現在、盛岡市内で休館・部分休館している県施設は以下の通り。県庁1階県民室、国際交流センター(いわて外国人・相談支援センター含む)、岩手県民会館、岩手県公会堂、県営運動公園、県営体育館、県営野球場、県営スケート場、県立御所湖広域公園艇庫、県営武道館、岩手県勤労身体障がい者体育館、環境学習交流センター、いわて若者カフェ、アイーナ、岩手県男女共同参画センター、岩手県青少年活動交流センター、岩手県NPO活動交流センター、岩手県高齢者社会貢献活動サポートセンター、ふれあいランド岩手、県立視聴覚障がい者情報センター、子育てサポートセンター、岩手イノベーションベース、ジョブカフェいわて、ファブテラスいわて、岩洞湖家族旅行村、綱取ダム管理事務所展示室、簗川ダム管理所展示室、県立御所湖広域公園、県立美術館、県立博物館、県立図書館。
盛岡市内では、県施設以外でも「岩手緊急事態宣言」の発令を受けて、公民館・図書館・記念館・劇場・観光施設・スポーツ施設・地区活動センター・老人福祉センターなどの施設で臨時休館や利用制限を決めている。
8月24日から臨時休館や利用制限などを行う主要施設としては、盛岡市民文化ホール、盛岡劇場、都南文化会館、渋民文化会館、市立総合プール、盛岡タカヤアリーナ(盛岡市総合アリーナ)、いわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場)、盛岡体育館、市営球場、みちのくコカ・コーラボトリングリンク(盛岡市アイスリンク)、盛岡市観光文化交流館(プラザおでって)、いわて・盛岡広域観光センター(盛岡駅)、もりおか町家物語館、盛岡市勤労福祉会館、市立図書館、都南図書館、渋民図書館、盛岡市子ども科学館、もりおか歴史文化館、盛岡市先人記念館、盛岡市遺跡の学び館、原敬記念館、盛岡てがみ館、石川啄木記念館、中央公民館がある。
施設によっては休館や利用制限の実施期間、内容が異なる。県施設の利用状況については、県公式ホームページの「県施設の休館状況について」のページから、市の施設の利用状況については市公式ホームページの「市の施設等の利用制限状況についてお知らせします」のページから、一覧などで確認できるほか、施設ごとに情報発信を行っている。