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盛岡市子ども科学館が自由研究に関する質問募集 ゴールを一緒に目指して

子どもたち向けて研究のヒントになるような取り組みを続ける盛岡市子ども科学館

子どもたち向けて研究のヒントになるような取り組みを続ける盛岡市子ども科学館

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 盛岡市子ども科学館(盛岡市本宮)が現在、夏休みの自由研究に関する質問を受け付けている。

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 同館ではこれまで、夏休みや冬休みの期間に合わせて、自由研究の手順やお薦めのテーマを紹介するテキストなどを作成しホームページなどで配布を行ってきた。その一方で、「もう少し踏み込んだサポートができないか」と考えていたという。そこで思い付いたのが自由研究に関する質問の受け付け。昨年の冬休みにスタートした。

 企画を担当する中川裕美さんは「これまで子どもたちの自由研究を見て気になっていたのが、考察ができていないところ。テーマを決めて、実験をして、結果をまとめて、最後にはなぜそういう結果になったのか考えてほしいという気持ちもあった。子どもたちはもちろんだが、保護者の皆さんが自由研究に対して、『始め方もまとめ方もどうしたらいいか分からない』と悩むことも多い。子ども科学館として何か手伝いたい」と話す。

 質問はホームページの問い合わせフォームとファクスで受け付ける。質問する自由研究のテーマに制限はない。質問を送る時は、学年、自分が何について調べているか、どんな方法で研究や実験をしているのか、道具や材料は何を使っているか、分からないところや知りたいところ、返信してほしい日にちを明記。ファクスの場合は専用の質問用紙をホームページ上からダウンロードし、記入する。

 質問方法を限定したのは、子どもたちの「分からない」や「知りたい」をしっかり把握するため。来館でもある程度は対応できるが、どんな質問が来るか事前に分からないためすぐに答えることが難しい。スタッフが質問に対して準備をするとともに、子どもたちが自分の研究や疑問に対してまとめ、よりサポートしやすい環境を整える。

 受け付けた質問については日替わりで科学館スタッフが回答を担当。質問の内容に関する情報などを調べて回答をまとめ、質問した子どもたちへ返信する。スタッフの回答も100パーセント答えを教えるものではなく、ヒントを伝えるようにする。「これはどうかな」「こうしてみよう」と答えに導くアドバイスを送り、自分で研究し調べることの意味を考えてもらうのも目的であり、科学館のスタッフは自由研究を一緒に走る「伴走者」だという。

 同館では今年も自由研究に役立つテキストをホームページ上で公開するほか、夏休みの自由研究や工作に役立つイベントも実施している。中川さんは「私たちがゴールに引っ張っていくのではなく、子どもたちをサポートする役割。自由研究の完成を目指して一緒に走ったり、声を掛けて応援したり、水を渡したり、研究を頑張る子どもたちを支える。どんな小さなことでも、自由研究での困った、分からないがあれば相談して」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~16時30分。16時以降に届いたものは翌日以降の返信となる。質問受け付けは8月29日まで。8月中は30日と31日が休館日。

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