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学生向け「もりおかエール便」申し込み開始 今年は高校生も対象に

「もりおかエール便」の一例。盛岡三大麺と盛岡の特産品が入る

「もりおかエール便」の一例。盛岡三大麺と盛岡の特産品が入る

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 盛岡市は6月7日、岩手県外で暮らす学生に向けて盛岡の特産品詰め合わせを届ける「もりおかエール便」の申し込み受け付けを始めた。

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 県外で暮らす学生へ「エールを届けたい」という思いを込めて「エール便」と名付け、昨年も実施した同事業。新型コロナウイルス感染症の影響を受けて盛岡へ帰省することができない、アルバイトが無くなったなど生活に困っている学生のほか、観光客の減少により特産品や土産品の売り上げが落ちている事業者を支援しようと企画された。

 昨年は申し込み開始から約2カ月で送付上限に達し、多くの反響があったという。今年も昨年と同様に、県外からの帰省が難しい状況やアルバイトの制限などが続いていることから、学生と事業者を応援しようと実施を決定。市ものづくり推進課の担当者は「前回は予想より早い段階で申し込み上限となり、学生や保護者からも『またやってほしい』という要望が届いていた」と話す。

 詰め合わせには、盛岡冷麺・じゃじゃ麺・わんこそばの「盛岡三大麺」のほか、せんべいなどの菓子類、アロニアやリンゴの加工品といった盛岡の特産品が入る。市が行う「盛岡という星で」プロジェクトで発行しているフォトブックや、7月に本格開所予定の交流拠点「盛岡という星で BASE STATION」の案内も一緒に送り、離れていても盛岡を身近に感じられる内容となっている。

 対象となるのは盛岡市内に住所を有する人の子どもで、日本国内かつ岩手県外に住み、高校・大学・短期大学・高等専門学校・大学院・専修学校などに在学中で15歳以上25歳以下の学生。昨年は18歳以上を条件としていたが、スポーツなどの分野で県外の高校に進学するケースが多いことを受け、今年から高校生も対象に加えた。昨年分を申し込んだ人でも今回の対象に含まれる場合は申し込み可能となる。

 申し込みができるのは学生本人かその親や学生を扶養する親族などで、「盛岡手づくり村」のホームページの専用フォームか、申込書の郵送で受け付ける。郵送用の申込書は「盛岡手づくり村」ホームページに掲載するほか、盛岡市役所本庁舎本館1階市民ホール、市役所若園町分庁舎1階ものづくり推進課、盛岡手づくり村の窓口で配布する。

 限定1500セット。代金・送料は共に無料。申し込みは対象者1人につき1セットまで。先着順で上限に達し次第終了。

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