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盛岡で「朝るろ」再び 映画「るろうに剣心」シリーズ最終章をいち早く皆で

4月23日に行われた「るろうに剣心 最終章 The Final」の「朝るろ」の様子(<映画の力>プロジェクトより)

4月23日に行われた「るろうに剣心 最終章 The Final」の「朝るろ」の様子(<映画の力>プロジェクトより)

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 フォーラム盛岡(盛岡市大通2)で6月4日、映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」を盛岡でいち早く鑑賞するイベント「朝るろ」が開催される。

会場で特製おにぎりを販売する「mass かまどのある家 酒をよぶ食卓」の皆さん

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 イベントを主催するのは市内で映画関連イベントや上映会を行っている「<映画の力>プロジェクト」。同プロジェクトでは映画「るろうに剣心」シリーズの公開に合わせてイベントを行い、4月23日に公開された「るろうに剣心 最終章 The Final」に合わせて「朝るろ」を企画した。

 同プロジェクトは以前、公開日の午前0時に上映する「最速上映イベント」を行った経験もあるが、深夜の上映は映画館側の負担も大きく、コロナ禍で人が集まりにくい状況が続く中でイベント形式を変えようと模索。「コロナ禍の中で朝営業を始めた飲食店が増えた」という点から着想を得て早朝上映イベントを考案した。

 4月23日に行われた1回目の「朝るろ」は告知の段階で大きな反響があり、チケットの販売がスタートするとわずか数日で満席状態になった。これにはプロジェクトメンバーや「フォーラム盛岡」のスタッフらも驚いたという。プロジェクトメンバーの高橋大さんは「期待はしていたが本当に予想を上回るスピードだった。多くの人が『るろうに剣心』の公開を待っていたんだなと思った」と振り返る。

 当日は5時30分の公開に合わせて、4時45分に開場。高校生や小学生の姿もあり、コスプレで来場する人もいたという。来場者は会場内で販売した「るろうに剣心」をイメージした特製おにぎりを味わうなど穏やかに上映開始を待ち、映画を楽しんだ。上映後は大友監督とのリモートトークも行われ、監督が来場者からの質問に答え、「朝早くからありがとう。早く地元で皆さんに合いたい」とメッセージを送った。

 1回目の企画時から、6月4日に公開となる「るろうに剣心 最終章 The Beginning」でも「朝るろ」を開催する思いがあり、1回目の成功を受けて決定。前回と同じく5時30分に本編の上映を始める。会場内では市内の飲食店6店が「るろうに剣心」をイメージした特製おにぎりやコーヒーなど朝食に合わせた特別販売も行う予定。

 同プロジェクトは大友監督の「映画のまち盛岡を盛り上げようよ」という声掛けで2011(平成23)年に立ち上げた背景がある。映画「るろうに剣心」シリーズと共に10年を歩んできた。高橋さんは「これまでたくさんのつながりをもらったシリーズの最終章。全国では見たくても見られない地域もある中、今もこれからも困難な状況を乗り越えていく文字通り『the beginning』な映画体験を、みんなで大切に共有したい」と呼び掛ける。

 チケットの販売は、フォーラム盛岡のオンラインチケットで5月28日0時~6月4日2時59分。劇場窓口での販売は5月28日の劇場オープン時から。料金は通常通り。

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