オオヤマザクラまつり実行委員会と風力発電事業を手掛ける「コスモエコパワー」は現在、「啄木の故郷 盛岡玉山フォトコンテスト」の作品を募集している。
同実行委員会は毎年ゴールデンウイークに合わせ、市内日戸にある1万本のオオヤマザクラ植栽地「サクラパーク姫神」でオオヤマザクラまつりを開催してきたが、昨年と今年は新型コロナウイルス感染症の影響を受けて中止した。
昨年のまつりが中止となった時点で、実行委員会委では「何か代わりのものを」と検討を開始。「サクラパーク姫神」の近くで風力発電所「姫神ウィンドパーク」を運営し、まつりの開催にも協力している「コスモエコパワー」との共催でフォトコンテストを実施することに決めた。玉山地域では2019年の盛岡市制130周年に合わせて「オオヤマザクラまつりフォトコンテスト」を実施したが、今回のタイトルでは初となる。
募集作品は、姫神山・岩洞湖・渋民駅・好摩駅周辺エリアといった玉山地域(旧玉山村エリア)で撮影された写真に限定。募集期間が5月から7月までの初夏から夏のため、テーマを「風薫る玉山での感動」に設定した。被写体は風景や人物、建築物、動植物などジャンルは問わない。過去に撮った写真での応募も可能。
コンテスト運営事務局を務める盛岡市玉山総合事務所産業振興課の担当者は「募集期間が美しい緑や爽やかな風を感じる季節だったのでテーマを設定しているが、応募作品の季節はいつでも大丈夫。皆さんにとっての玉山での感動を表現してもらいたい」と話す。
作品は郵送とメールで受け付ける。郵送の場合はA4サイズカラープリント、メールの場合は5メガバイト以内のデジタル写真を送付する。郵送は専用の応募用紙をプリントした作品の裏面に貼り付け、メールは応募用紙を添付するか、メール本文に応募用紙と同じ内容を入力する。写真家の杉田賢治さんら審査員が選考し、最優秀賞、コスモエコパワー賞、審査員特別賞などの各賞を決定。入賞者には賞品が贈られる。
担当者は「コロナ禍でイベントができない中、皆さんに楽しんでもらえればうれしい。エリアや被写体の間口も広いので、以前撮影した写真を見返しながら、玉山での思い出を振り返ってもらいたい。皆さんの応募を待っている」と呼び掛ける。
詳しい要項と応募用紙は盛岡市のホームページからダウンロード可能。問い合わせは玉山総合事務所内の盛岡玉山フォトコンテスト運営事務局(TEL 019-683-3852)まで。作品は7月10日必着。