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岩手のクラフトビール事業者が東北産ホップのビール製造 東北DCに合わせ

4月1日に発売になった「ホップ農家と醸造家が奏でるSESSION IPA」

4月1日に発売になった「ホップ農家と醸造家が奏でるSESSION IPA」

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 JR東日本盛岡支社は岩手県内の事業者と連携し、東北産のホップを使ったクラフトビール「ホップ農家と醸造家が奏でるSESSION IPA」を4月1日に発売した。

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 同商品は4月1日にスタートした「東北デスティネーションキャンペーン(東北DC)」に合わせて企画された。東北DCは、東北6県の自治体や観光関係者、JR6社などが一体となって行う大型の観光キャンペーンで、9月30日までの期間中、各地でさまざまな特別企画が行われる。東北6県で6カ月にわたるキャンペーンは今回が初。

 JR東日本盛岡支社では昨年、東北130周年記念ビールを発売したほか、過去にはビールイベントに合わせた臨時列車の運行など、ビールに関連した取り組みを行ってきた。今回のクラフトビールの企画は、地域の産業振興と活性化、交流人口の拡大が目的。キリンビール、サッポロビール、イシノマキファーム、ホップジャパンの4社の協力を得て、東北地方で限定栽培された希少なホップを限定使用し、岩手の上閉伊酒造が製造を行う。

 使用するホップは爽やかな香りと穏やかな苦みが特徴の「リトルスター」、強く純粋でフローラルな香りの「IBUKI」、落ち着いたかんきつ系の香りの「カスケード」、レモンのような華やかな香りの「あぶくま」の4種。「リトルスター」は青森、「IBUKI」は岩手と秋田、「カスケード」は山形と宮城、「あぶくま」は福島で栽培されている。ビールはアルコール度数を低めに醸造したすっきりとした味わいに仕上げ、IPAならではの上質なホップの香りが楽しめる。

 今後の展開としては、岩手県内のクラフトビール事業者11社と連携し、県産ホップを使ったビールも順次発売予定。使用ホップは遠野産の「IBUKI」と軽米産の「リトルスター」で、両方もしくはいずれかを使用して醸造する。盛岡近隣地域からは、ベアレン醸造所(盛岡市)と暁ブルワリー(八幡平市)が参加する。

 「ホップ農家と醸造家が奏でるSESSION IPA」の価格は330ミリリットル入り=660円。8000本限定。岩手県内では盛岡駅・新花巻駅・花巻駅・北上駅・水沢江刺駅・一ノ関駅・釜石駅の土産店舗および「NewDays」、盛岡駅ビルフェザンで販売するほか、首都圏と東北の他エリア、ECサイト「JRE MALL」で取り扱う。

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