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新たな会食マナー知らせる「岩手かんぱいエチケット」 コロナ禍の飲食店応援

「岩手かんぱいエチケット」で知らせる8つのエチケット

「岩手かんぱいエチケット」で知らせる8つのエチケット

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 岩手県内の飲食店や盛岡市内の有志らによる「岩手かんぱいエチケット普及委員会」は3月19日、コロナ禍での会食時のエチケットやマナーに関する意識向上を目的としたツール「岩手かんぱいエチケット」を発行した。

3月19日に行われた「岩手県かんぱいエチケット」を活かしたデモ宴会。「エアかんぱい」でスタートした

 「岩手かんぱいエチケット普及委員会」は、県内で飲食業に携わる有志らが立ち上げた「岩手の飲食業界を守る会」、岩手銀行子会社の地域商社「manorda(マノルダ)いわて」、同社と盛岡市内のデザイナー・クリエーターらによる勝手連「盛岡中心市街地見守り隊」で構成する。

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 「岩手の飲食業界を守る会」は今年1月に発足。新型コロナウイルス感染症の影響を受ける飲食店や小売業者らが、県や市に支援を求める活動に取り組んできた。同会の活動に賛同して立ち上がったのが「盛岡中心市街地見守り隊」。「盛岡中心市街地見守り隊」では、飲食店を利用する側の立場から「岩手の飲食業界を守る会」を支援する活動に取り組む。

 その一環として提案するのが「岩手かんぱいエチケット」。コロナ禍における会食時のエチケットやマナーをイラストとキャッチコピーで漫画風に伝える。紹介するエチケットは8つ。乾杯する時はグラスをぶつけない、食べたり飲んだりする時はマスクを下げて会話をする時は上げる、といった内容を、「グラスはぶつけず、エアでかんぱ~い!」「会話はアゲアゲで 飲食はアゲサゲで」と分かりやすく紹介する。イラストは盛岡市内在住の漫画家・田中美菜子さんが手掛ける。

 「盛岡中心市街地見守り隊」メンバーでデザイナーの木村敦子さんは「県外の人と食事をする機会があり、食べる時はマスクを下げ、話す時は上げるという動作を見た時に慣れているなと感じたし、これなら安全な範囲で盛岡でも会食ができるなと思った。デザインの力で何か応援ができればと考える中で、漫画の表現なら多くの人の目にとまると思いついた」と話す。

 イラストを手掛けた田中さんは「自分も思うように外食に行けない期間が長く続いた。新しいマナーをどう伝えたらいいか迷うこともあったが、イラストなら分かりやすく伝えられる。とにかくイメージしやすく楽しげな雰囲気になるように一枚にまとめた」と話す。

 「岩手県かんぱいエチケット」の内容には飲食事業者側からの意見も取り入れられている。「岩手の飲食業界を守る会」共同代表を務める「東家」の馬場暁彦さんは「中心市街地の飲食店の多くがコロナ禍で厳しい毎日を送っている。感染症対策に見合った集客もできない。我々の中にあるのは、外食の習慣がなくなってしまうのではないかという恐怖感。自分が今回のエチケットの中で気に入っているフレーズが『少々ハメを外してもルールは外さない』というもの。店側も利用客側も互いにルールを守り、歩み寄ることができたら」と呼び掛ける。

 「岩手県かんぱいエチケット」はポスターとして「岩手の飲食業界を守る会」会員・賛同者を中心に配布するほか、盛岡大通商店街協同組合や「manordaいわて」のホームページから自由にダウンロード可能。プリントし、ランチョンマットなどとしても利用できる。

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