奥中山高原駅、犬のマロン駅長が「写真集」に-四コマ漫画も掲載

「駅長マロン」の表紙 ©KODANSHA

「駅長マロン」の表紙 ©KODANSHA

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 犬の駅長として人気を集めている「マロン駅長」の写真集が11月6日、発売になった。本のタイトルは「駅長マロン」。

マロン駅長の写真集の誌面

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 マロン駅長はいわてIGR銀河鉄道(盛岡市上田1)の奥中山高原駅(一戸町)に「勤務」する犬のヨークシャーテリア(8歳、オス)。同駅を管理する嘱託駅員の本木ヨコさんの愛犬で、利用客を和ませる存在として今年6月に「名誉駅長」に就任して以来、新聞やテレビなどで話題になっていた。 
 岩手県では昨年、インターネットの動画サイトで人気を集めた「ねこ鍋」以来の動物の話題にわいている。

 写真集のオファーが来たのは、就任翌月の今年7月。
 「大手出版社(講談社)からの話だったので、最初は本当かなと思った」と話すのは同社広報担当の長坂真理子さん。担当編集者が下見を兼ねて奥中山高原駅に訪れるなどして出版が本格化した。
 撮影は3日間。同駅とその周辺で、「本木さんの仕事に支障のない範囲」(長坂さん)で行われた。
 写真集は制服や好きなおもちゃなど、マロン駅長のすべてがわかる内容で、生活の様子を描いた四コマ漫画も掲載する。

 長坂さんは「かわいらしく撮影していただいて、良い仕上がり」と満足そう。「飼い主の本木さんとマロンのいい関係が写真にあふれている。本木さんが大切に育ててきた(駅構内の)花と一緒に写っている写真などを見ると、単に犬のかわいい写真集以上に感じ取ってもらえるものがあると思う」と話している。

 IGRいわて銀河鉄道は今回の写真集の「ご褒美」として、マロン駅長にスペアの制服をプレゼントする予定。ちなみに、制服は「盛夏服」「冬服」「作業服」の3種類があり、いずれもオーダーメード。盛岡市内の仕立てているという。

 写真集の体裁は判型15.4×15.2センチ、60ページ。カラー(一部1色)。価格は1,050円。全国の書店ほか、amazon.co.jpなどで発売。

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