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盛岡・南昌荘で恒例の「ひなまつり」 多くの人の健やかな幸せへ願い込め

庭園に面した板張りの廊下に飾られた、丸くふくよかな表情の昭和時代の「きめこみびな」

庭園に面した板張りの廊下に飾られた、丸くふくよかな表情の昭和時代の「きめこみびな」

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 国の登録記念物、盛岡市指定保護庭園・景観重要建造物で、いわて生協所有の「南昌荘」(盛岡市清水町)で現在、「南昌荘のひなまつり」が開催されている。

今年登場したフェルトの「アマビエ」人形。かわいらしく好評

 2001(平成13)年にスタートして以来、毎年、盛岡へ春を呼ぶイベントとして人気を集める「ひなまつり」。始まった頃は一部屋に飾るのみだったというが、現在では施設全体にさまざまな「ひな人形」が飾られる華やかな催しになった。

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 21回目となる今年は、7つの部屋に県内外の20人から借り受けた40組ほどのひな人形・ひな飾りを展示。江戸時代に流行した「享保(きょうほう)びな」や「古今びな」をといった歴史あるもののほか、伝統工芸「花巻人形」のひな人形、現代のもの、段飾り、手作りの人形、変わった素材を使用したユニークなものまでが美しく飾られている。

 「享保びな」は現代のひな人形の原型にもなっているといい、面長な顔つきや切れ長の目が特徴。豪華な衣装と穏やかな表情で来館者を迎える。紙などでできた人形に自分の災いなどを移して海や川に流す風習もあり、その風習を伝える「流しびな」も飾られている。

 今年は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、開催するかどうかを迷っていた部分もあったという。換気や手指の消毒、検温、マスク着用など感染症対策への呼び掛けを行いながら実施にこぎ着けた。フェルトで作られた「スイーツびな」を飾る一角には、新たに「アマビエ」の人形も登場。かわいらしい見た目でから来館者からの注目を集める。

 同施設の担当者「ひなまつりといえば、女の子の健やかな成長や幸せを願うようなイメージがあるが、今年は多くの人が健康で幸せであることを願いたい。コロナ禍の中で少しほっとできるような催しになれば。換気を行っていて、館内がいつもより寒いので防寒対策をしっかりして、足を運んでもらえれば」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~16時。入園料は大人=300円、小中学生=150円。3月3日まで。期間中は休まず開館し、4日・5日を臨時休館とする。

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