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矢巾町で「YAHAあかり」スタート 医療従事者へ感謝と飲食店支援につなげる

雪明かりに見立てた白いコーンの光。ヒマワリのイラストも目印

雪明かりに見立てた白いコーンの光。ヒマワリのイラストも目印

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 矢幅駅前周辺などで1月23日、雪明かりに見立てた電飾を飾る「YAHAあかり」がスタートした。

コーンが立ち並ぶ矢幅駅前の「YAHABAR(ヤハバル)」

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 新型コロナウイルス感染症患者の治療などに当たっている医療従事者への感謝を表すとともに、飲食店への支援、地域のにぎわい創出などを目的にした同事業。事業を企画した矢巾町商工会では、コロナ禍の影響を受ける町内飲食店を応援する取り組みとして、飲食店をまとめたチラシの作製やスタンプラリー・シールラリーを行う「YAHAeat(やはイート)」を実施。これに続く事業について検討を進めていたという。

 他地域での取り組みを参考にし、町内に岩手医科大学付属病院があることから、医療従事者への感謝を伝える内容を取り入れたのが「YAHAあかり」。同病院の職員には矢幅駅の利用者が多いことから、矢幅駅前周辺から国道4号線までの約2キロにある道に明かりを並べる。

 初めての事業で試験的な側面もあり、今回は商工会の会員で事業に賛同する33店舗の前に、ヒマワリのイラストが描かれた白いコーンを設置。その中にランタンを入れて光を付けることで雪明かりに見立てる。コーンには店名とQRコードを掲載し、コードを読み取ると参加店情報などが表示される。期間中、YAHAあかりのチラシを持って対象店舗へ来店すると、各店先着15人に「手作りキャンドルキット」が進呈される。

 事業の実施について町民からは不安の声も寄せられたが、「楽しみ」「実施してほしい」という声も多い。町内では冬のイベントが少ないことから、今後は継続していきたい考えもあるという。商工会の担当者は「先着ではあるが手作りキャンドルキットの配布もあるので、家でも明かりをともしてもらい、いずれは矢巾町全体を照らすようなイベントになれば」と話す。「今だからこそと思って企画を立ち上げた。白いコーンの光を目印に飲食店に立ち寄ってもらいたい」とも。

 暗くなり次第、各店舗で点灯する。今月31日まで。

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