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IGRいわて銀河鉄道が新たなオリジナルグッズ発売 運転士と車掌をモチーフに

運転士と車掌をモチーフにした「ウシレチ文具シリーズ」。スターライトイエローが目立つデザイン

運転士と車掌をモチーフにした「ウシレチ文具シリーズ」。スターライトイエローが目立つデザイン

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 IGRいわて銀河鉄道(盛岡市青山2)は12月10日、オリジナルグッズ「IGRステーショナリー」の第2弾となる「ウシレチ文具シリーズ」を発売した。

新アイテムのミニトートを加えた「星空の文具シリーズ」

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 同社のグッズは、イメージキャラクターの「ぎんがくん・きらりちゃん」を使った子ども向けのものや、車両をモチーフにした「鉄道好き」向けのものが多かった。そこで、年齢や性別問わずに使えて、鉄道好きではなくても手に取りやすいグッズを作ろうと、オリジナルグッズを開発。昨年12月、「IGRステーショナリー」の第1弾「星空の文具シリーズ」を発売した。

 「星空の文具シリーズ」は、「銀河鉄道の夜」にちなんだ夜空と星座や、沿線の夜景をモチーフにしたデザインが好評を得て、今年6月ごろに一時完売状態となった。その後も「欲しい」という声が集まり、第1弾シリーズの再販売を行うとともに、第2弾の開発も決めた。

 第2弾の「ウシレチ文具シリーズ」は、同社の運転士と車掌をモチーフにしたデザインのシリーズ。「ウシレチ」は鉄道略号で使われていた略号のことで、「ウシ」はウンテンシ、「レチ」は現在の車掌を指すレッシャチョウ(列車長)の意味がある。電報には文字数制限があり、片仮名しか使えなかったため「ウシレチ」のような略号を使っていた。同社では現在でも使っているという。

 「ウシレチシリーズ」は、クリアファイル2種、ポチ袋、4種セットのポストカードを発売。制服姿の運転士と車掌のほか、手帳やダイヤ札、がま口、補充券など乗務に欠かせない持ち物、働いている様子をデザインに落とし込む。コーポレートカラーの一つ「スターライトイエロー」を背景に、黒い線でイラストが描かれた明るくかわいらしい仕上がりで、実物の写真を基にデザインした部分もあり、リアルな描写が特徴の一つとなっている。「星空の文具シリーズ」も新アイテム「星と電車のミニトート」を加えて再販売を始めた。

 第2弾の商品ラインアップは、発売時期に合わせて「誰かに贈る」ことをイメージして選び、発売開始後は特に「ポチ袋」の人気が高い。運転台の窓部分に穴が開いていて、そこから中身を見せたり、水色の中紙にイラストを描いてアレンジしたりと、ユニークな楽しみ方ができるのもポイントとなっている。

 第1弾に比べて「鉄道色」を強めた「ウシレチシリーズ」には、コロナ禍の中で毎日頑張る人の姿をモチーフにしたいというグッズ企画担当者の思いも込められている。担当者は「コロナ禍の中でも、仕事を続ける運転士と車掌たちをモチーフに使いたいと思っていた。シンプルなかわいさや、目を引くデザインを意識して作ったシリーズ。使いやすさもあるが、鉄道好きの皆さんにもグッとくるポイントも盛り込んだ。普段IGRを使っている皆さんはもちろん、いつか乗りに来たいと思っている皆さんにも手に取ってもらえたら」と呼び掛ける。

 盛岡駅・厨川駅・滝沢駅・好摩駅・いわて沼宮内駅・一戸駅・二戸駅のほか、青山駅青山南口のびすとろ銀河、通信販売「ぎんきらショップ」で取り扱う。

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