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「もりおか町家物語館」で盛岡がテーマの作品展 多種多様な表現楽しんで

「もりおか町家物語館」母屋1階の展示風景

「もりおか町家物語館」母屋1階の展示風景

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 「もりおか町家物語館」(盛岡市鉈屋町)で現在、盛岡を表現した公募作品展「MACHIYART(まちやーと)2020 エニナルモリオカ」が開催されている。

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 「MACHIYART」は、盛岡町家の「まちや(MACHIYA)」と「アート(ART)」を合わせた造語。盛岡町家を活用し訪れた人にアートを楽しんでもらおうと、施設内にさまざまなアート作品を展示する試みで、同施設の開館当初に立ち上げられ現在まで続く。

 「エニナルモリオカ」は昨年度に続き2回目となる企画。盛岡を表現した作品を募集し、美術作品と人との出会いの場を作り、「美術」と「盛岡」をみんなで楽しむ公募展となる。盛岡が共通の作品のテーマではあるが、多種多様な表現や切り口の作品が集まり、来場者からも「飽きずに楽しめる」と好評を得た。

 今年は7月に開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けいったん中止。その後、募集要項などの見直しを行い11月の開催にこぎ着けた。今回は盛岡を表現した絵画・版画・写真作品を県内在住者に限定して募った。

 今回は36人による47点の作品を展示。一度中止していたため、作品が集まるかどうか不安もあったというが、偶然にも昨年と同じ作品点数となった。盛岡ならではの風景や食べ物、祭り、工芸品を題材にしたものから、盛岡全体の雰囲気を表現した抽象画など、幅広いジャンルの作品が同施設の母屋と文庫蔵に展示されている。

 展示は写真撮影が可能。動画撮影とフラッシュ・三脚を使った撮影は禁止となる。撮影した写真をSNSへ投稿する場合はハッシュタグ「#エニナルモリオカ」を付けるよう呼び掛けている。

 同館の担当者は「盛岡をアートの視点で見ると、こんな切り取り方や表現もできるんだと驚きの連続。盛岡が持つ新たな一面にも気付ける作品展になっていると思う。気軽に立ち寄ってもらいたい」と話す。

 開館時間は9時~19時(最終入場は18時30分)。入場無料。12月6日まで。来館時にはマスクの着用など感染症予防への協力を呼び掛けている。

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