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「もりおか版文士朗読劇」開催へ 文士と市民の交流の場、今年も

「もりおか文士朗読劇」のロゴ画像

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 アーツライブいわて・街なかアーツライブ「もりおか版文士朗読劇」が12月12日と13日、「もりおか町家物語館」浜藤ホール(盛岡市鉈屋町)で開催される。

 同公演は、文化庁による2020年度戦略的芸術文化創造推進事業「JAPAN LIVE YELL project」の一環として実施するもの。同事業では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて失われた文化芸術体験を全国規模で取り戻し、文化芸術活動の振興を推進する。

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 岩手では「アーツライブいわて」という事業名で、「いわてアートサポートセンター」が実施主体となる。県内各地域の芸術文化団体などと連携しながらライブ公演や展示、参加体験型イベントなどを開催していく。「街なかアーツライブ」はその企画のうちの一つで、街なかにある歴史的建造物や公共施設、店舗の事業所などを会場に、地域の特性ある表現や小規模の公演・展示を行う。

 今回の「もりおか版文士朗読劇」は、今年の「盛岡文士劇」の中止を受けて企画されたという。地元作家やアナウンサー、名士らが出演する文士劇は人気が高く、チケットは即完売。冬の風物詩としても多くの市民から親しまれている。今年は12月5日・6日に開催を予定していたが、コロナ禍の影響を受け中止。1月に予定していた東京公演も開催見送りとなっている。

 「いわてアートサポートセンター」の担当者は「盛岡文士劇を見なければ年を越せない、と言う人がいるほど、人気が高く愛されている。中止について残念に思う人も多く、何か代わりのものができないかと考えていた」と話す。

 市民と文士(作家)たちの交流の場を絶やさずに、違う形で設けようと企画されたのが「文士朗読劇」。県内の作家らが自身の作品を朗読するもので、演劇とは異なりステージにいる人数も少なく、大きな声も出さないため、密集・密接を避け、飛沫が飛ぶ心配も少ない。客席の数も減らし、来所舎にはマスクの着用や手指消毒などへの協力も呼び掛ける。

 今回出演する作家は7人で、盛岡文士劇にも参加している作家の道又力さんがコーディネーターを務めて出演作家を選定。演出も同じく文士劇に関わる藤原正教さんが担当する。盛岡文士劇への出演経験者のほか、朗読劇が初めてという作家もいるという。県内テレビ局に所属するアナウンサー3人も出演する。

 担当者は「道又さんは『岩手は文士・文学の街。デビューしたばかりの作家も多く、若手も頑張っている。質の高さを見てほしい』と言っている。作家だからこそ、自分の作品を理解し、面白いところを引き立てるような芝居になっている。文士劇ファンも、作家のファンも両方楽しめると思う」と呼び掛ける。

 13時40分開場、14時開演。チケットは前売=2,000円。当日は500円増しだが、前売チケットが完売した場合は販売しない。前売はいわてアートサポートセンター風のスタジオ、もりおか町家物語館、プラザおでってのほか、ネット予約フォームで受け付ける。

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