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もりおか女性センターで「コロナ禍での地域防災」講座 もしもに備えた考えを

「今の時代で、自分と大切な人の命を守るために一緒に考えてみましょう」とスタッフの皆さん

「今の時代で、自分と大切な人の命を守るために一緒に考えてみましょう」とスタッフの皆さん

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 もりおか女性センター(盛岡市中ノ橋通1)が11月20日から、防災講座「今、考えよう!コロナ時代の地域防災」を開く。

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 同センターでは毎年、「女性防災リーダー養成講座」と題して防災に関する連続講座を実施し、今年で7年目を迎える。今回は新型コロナウイルス感染症による影響を受ける現状をテーマに、コロナ禍の中で災害が起きた時のことを考えた内容を取り入れた。加えて、来年は「東日本大震災」から10年目に当たることから、震災を改めて振り返り、当時の状況を知ることで平時でもできる防災について考える。

 もりおか女性センターの担当職員は「コロナ禍で災害が起きたら、避難所の受け入れが制限され、被災地へのボランティアの受け入れも難しくなる。これまでとは違う状況を想定しなければならない。今の状況がいつまで続くか先が見えない中で考える防災は、これから先の未来にも当てはめることができると思う」と話す。

 講座は11月20日・27日、12月4日の3回連続で、各日午前と午後の2部制。1部はオンライン講座となる。講座の内容は、盛岡で想定される災害についての知識や、女性ならではの視点で見る防災、高齢者や障がい者など「要配慮者」への災害時の支援、命と健康を守るための考え、セクシャルマイノリティーの災害時の経験など、今の時代に即したものになっている。

 最後の講座では、カードを使ったゲーム形式で防災について学ぶ「クロスロードゲーム」も行う。災害時をイメージした質問にイエス・ノーで答えるもので、例えば「自分が町内会長だったとき、町内会費を払っていない家庭へ支援物資を配るかどうか」といった質問について回答する。クロスロードゲームの講師は、同センターの防災講座修了生が務めるという。

 「女性センターで行う防災講座には女性の視点や男女共同参画の視点を取り入れている。例えば、支援物資でも性別によって必要なものが違ってくる。防災には女性の力が必要な部分もある」と担当者。「今回の講座は知っておいて損のないものばかり。コロナ禍の今、大切な誰かと自分を守るために必要な知識を身に付けて」と呼び掛ける。

 開講時間は各回10時~12時と13時~15時。会場は「プラザおでって」3階大会議室。定員は20人。申し込みは専用フォームのほか電話(TEL 019-604-3303)で受け付ける。定員になり次第締め切り。

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