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岩手県・LINEを活用した感染拡大防止対策スタート 県民の安心をサポート

「もしサポ岩手」メニュー画面。ここからQRコードの読み取りなどを行う

「もしサポ岩手」メニュー画面。ここからQRコードの読み取りなどを行う

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 岩手県は7月1日から、公式LINEアカウントを活用した新型コロナウイルス感染症拡大防止のためのお知らせサービス「もしサポ岩手」をスタートしている。

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 県では4月30日に通信アプリ「LINE」の公式アカウント「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」を開設。LINEの機能を通じて、遺伝子検査(PCR検査)の結果や感染症に関する最新情報、問い合わせ先・相談窓口の紹介など、状況が変化する中で県民一人一人に合わせて情報提供ができる工夫を行ってきた。

 「もしサポ岩手」は、このLINEアカウントを活用したサービス。県内で感染者が発生した場合に備え、感染拡大を防ぐことを目的に整備するもので、施設利用者やイベント参加者に向けて、他の利用者などから感染が判明し、県が不特定多数への感染の恐れがあると判断した場合、LINEを通じて感染拡大に向けたお知らせを行う。

 「もしサポ岩手」を利用するには、「岩手県-新型コロナ対策パーソナルサポート」を「友だち登録」することが必要。同アカウントのメインメニューから「もしサポ岩手」を選択し、施設やイベント会場に掲示されたQRコードを読み込み、施設や利用日時の登録を行う。その後、同じ日に同じ施設やイベント会場を利用した人の中から感染者が出た場合、LINEのメッセージで知らせる。

 メッセージの内容は「新型コロナウイルスに感染された方が、あなたが施設登録した施設等を同じ日に利用していました。あなたが感染しているとは限りませんが、体調管理等に十分に注意し、体調悪化の際は県の相談センターにご連絡願います」といったもの。施設などへの風評被害を防ぐために施設名や訪問日時は記載せず、施設を推測しSNSへ投稿することは行わないように注意も呼び掛ける。

 県では施設やイベント管理者へQRコードを設置協力も求めている。設置は事前申請を行い、それを受けて県がQRコードを発行する。県医療政策室の担当者は「感染対策は行われている一方で、まだまだ不安や怖さというマインドがあると思う。『もしサポ岩手』はそういった部分をサポートしつつ、県民の皆さんに安心してもらうもの。まずはQRコードを導入してもらうこと、そしてQRコードを見掛けたら読み込んでもらうことをお願いしたい」と話す。

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