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盛岡・河南公民館としらたき工房がコラボ事業「あっちこっちいるよ!」

入り口付近にはコラボ事業を紹介するプレートを展示

入り口付近にはコラボ事業を紹介するプレートを展示

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 盛岡劇場・河南公民館(盛岡市松尾町)は現在、指定障がい者福祉サービス事業所「盛岡市立しらたき工房」とのコラボレーション事業「しらたき×かなん あっちこっちいるよ!」を実施している。

館内のどこかに隠れたみのむしストラップ

 同館では以前から「しらたき工房」の雑貨の販売を行っている。受付前にショーケースを設置し商品を展示していたが、利用者が受付に訪れるのはチケットの購入や施設の利用申請などの機会に限られ、なかなか目に触れない状況になっていたという。

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 そこで館内に雑貨を展示し利用者の目に入りやすくするアイデアを提案。工房の協力を得て実施にこぎ着けた。今回の事業は「令和2年度盛岡市公民館重点施策」で掲げる「東京2020オリンピック・パラリンピックに係る事業」として、社会の中のボーダーに目を向け、取り除く一助とする思いも込めた。

 企画の名前、「あっちこっちいるよ!」は、ショーケースを飛び出した雑貨たちが、館内のあちこちへ遊びにいくようなイメージ。木材でできた動物のマグネットや織物のコースター、みのむしストラップなどが館内1階から3階までのさまざまな所に飾られている。

 館内入り口や各回の休憩スペースには工房の製品について紹介する冊子を設置し、ヒバ材でできたまな板を使ってコラボを知らせるプレートも作製した。2階の廊下には木材を加工する際に出る端材を使った装飾も展示。ハート型の端材が出ることを知った河南公民館側のスタッフが「うまく活用できないか」と考えたもので、端材に穴を開け細い糸で壁につるしたという。工房側からも「この発想はなかった」と喜びの声が寄せられた。

 今後は雑貨の数を増やしたり、作り手のコメントを添えたりするなど展示を工夫することも検討している。同館の担当者は「しらたき工房の皆さんの活動を知ってもらいたいという思いで始めた企画。障がいのある皆さんとの垣根を越え、顔の見えない者同士の距離を縮め、顔が見えるような、互いの存在を感じられるような取り組みにしたい。盛岡劇場・河南公民館に来た時に気にして、あちこち見てもらえればうれしい」と呼び掛ける。

 実施期間は2021年3月まで。