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「盛岡という星でプロジェクト」がオンラインイベント 離れていてもつながり保つ

スピーカーの話にそれぞれ反応を示す参加者。盛岡の景色を背景に使う人も

スピーカーの話にそれぞれ反応を示す参加者。盛岡の景色を背景に使う人も

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 盛岡市の「盛岡という星で」プロジェクトは5月23日、6月からオンラインを中心とした定例イベントを開催するに当たり、関係者を対象としたキックオフイベントを行った。

プロジェクトについて説明する盛岡市都市戦略室の職員

 「盛岡という星でプロジェクト」は盛岡と継続的な関わりを持つ「関係人口」に重点を置き、盛岡を一つの小さな丸い星に例えるコンセプトの下、SNSを活用したフォトエッセーや情報発信、関連イベント、盛岡での体験ツアーなどを開いている。

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 2019年度には東京圏で3回の関連イベントを実施していたが、関係人口をつなぐ機会を創出するため、本年度は月に1回程度のペースで増やして実施予定だったという。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、イベントを運営するスタッフや参加者の移動が難しい状況となり、ビデオ会議システムを利用したオンラインを中心とした開催に切り替えた。今後の動向によっては通常のイベントとして行うことも検討している。

 定例イベントでは盛岡に関連したコミュニティー活動などを紹介する内容で、市が主催し、移住・交流支援情報サイトなどを手掛ける「ココロマチ」(東京都)が企画運営を務める。キックオフイベントでは、プロジェクトを担当する市都市戦略室の職員のほか、盛岡に関連したコミュニティー活動の企画運営者など東京・仙台・盛岡で約40人が参加した。

 まず都市戦略室の職員がプロジェクトの趣旨を説明し、その後、プロジェクトでフォトエッセーやデザインを担当する「homesickdesign」代表の清水真介さん、盛岡でのツアーなどを担当する「トラベル・リンク」代表の北田公子さん、「ココロマチ」の奈良織絵さん、市職員によるトークセッションを行った。トークセッションでは、市職員がこれまでの背景やプロジェクトの全体像について話し、清水さんはインスタグラムを中心としたSNSでの発信について、北田さんは盛岡で受け入れる側の役割について、奈良さんは他地域の活動を例に挙げながらプロジェクトの今後について話した。

 トークセッション後は参加者を交え、伝統文化や食、暮らし、情報発信などテーマごとにグループに分かれて交流会を行った。

 参加者の星野七海さんは盛岡出身で、現在は東京で会社員として働く。同プロジェクトのイベントに参加し、インスタグラムをフォローした。星野さんは「最初に見た時は、盛岡に戻ることを意識していなかったが、面白い活動をしている人がいる、良いところがあると気付いた時、盛岡に帰りたい、働きたい、還元したいという気持ちが生まれた。このつながりがなければ、そうは思わなかったかもしれない」と話す。

 東京で盛岡をキーワードにしたランニング団体「Mori-Run Tokyo」を運営する佐藤真理江さんも盛岡出身。「団体を立ち上げたきっかけがこのプロジェクトだった」と佐藤さん。「盛岡を離れ、何も貢献できないことについて罪悪感を抱いている自分がいた。プロジェクトに関わり、盛岡のために頑張る皆さんと出会い、エネルギーをもらって活動をスタートできた。今回のようなイベントで先輩たちの声を聞けるのが力になる。自分たちの活動に生かしていきたい」と感想を寄せる。

 今後は一般参加者を募り、オンラインイベントを実施。年10回程度を予定している。

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