“世界につながるまち盛岡”市民会議 推進大会「ホストタウンの相手国を知ろう」が1月21日、盛岡駅ビル「フェザン」(盛岡市盛岡駅前通)本館1階フェザンパティオで開催される。
イベントを主催する「“世界につながるまち盛岡”市民会議」は、「市民協働によって培う盛岡の魅力を国内外に発信し,盛岡の魅力を世界と共有する」ことを目的に掲げ、国内外に向けた盛岡の魅力発信、盛岡を訪れる全ての人が快適と感じる環境づくり、市民の国際理解の推進などに取り組んでいる。
盛岡市は2016(平成28)年12月にカナダ、2019年8月に西アフリカのマリ共和国を相手国とする、東京2020オリンピック・パラリンピックのホストタウンに認定されている。イベントが行われる当日には、市とマリ共和国柔道連盟による事前合宿受け入れに関する覚書所の締結式も予定しているが、締結式には関係者しか参加できない。そこで、市民に広くホストタウンのことを知ってもらい、共に盛り上げていこうとイベントが企画された。
“世界につながるまち盛岡”市民会議事務局の島野雅子さんは「実は私も、ホストタウンになるまでマリ共和国を知らなかった」と話す。「盛岡のホストタウンとして、カナダは以前から交流がありよく知られているが、マリ共和国はどこにあって、どんな国なのか知らない人も多いと思う。その背景には日本から渡航するのが難しいといった事情があるが、オリンピックは平和の祭典。縁あって交流が生まれたのだから、迎え入れる私たちも相手の国を知り、興味を持つことが大切」とも。
当日はパネルを使い、ホストタウンについてや、カナダと盛岡の交流の軌跡、マリ共和国がどのような国かを紹介。18時15分からはアフリカ伝統楽器の生演奏も行われ、マリ共和国出身のママドゥ・ドゥンビアさんら3人の演奏者が、「コラ」「ジャンベ」「ドゥンドゥン」という3種類の楽器を使った演奏を披露する。
島野さんは「東京オリンピック・パラリンピックの開催というめったにない機会に、一流の選手たちが盛岡を訪れる。これを逃すことなく、世界の国々について知るきっかけにしてもらいたい。訪れる皆さんが喜ぶような心で向かい入れるために、その手伝いができれば」と呼び掛ける。
開催時間は11時~19時。伝統楽器の演奏は18時15分~18時45分の予定。入場無料・予約不要。