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盛岡の企業が「猫用防災グッズ」発売 飼い主の「あったらいいな」を参考に

猫用防災グッズセットの内容。防災用のパンフレットやリュックも入っている

猫用防災グッズセットの内容。防災用のパンフレットやリュックも入っている

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 猫用グッズの開発・販売を行う「クロス・クローバー・ジャパン」(盛岡市菜園1)は9月1日、猫用の防災グッズセットをオリジナルブランド「nekozuki(ねこずき)」から発売した。

 同社は2005(平成17)年から猫用グッズに関わり、2010年(平成22)にブランド「nekozuki(ねこずき)」を立ち上げ、「ネコ目線のものづくり」を合言葉に商品開発を行っている。猫の生活に寄り添った商品が話題を呼び、県内外の愛猫家から親しまれている。

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 防災グッズが欲しいという声は、2011(平成23)年の東日本大震災発生時からあったという。その後、自然災害が続く中で、ペットと一緒に避難することへの関心が高まり、猫と暮らす利用者たちから「こんなものがあったらいいな」という思いが集まった。それを吸い上げながらオリジナルの防災グッズセットを企画。「防災の日」に当たる9月1日に合わせて発売した。

 商品化した「nekozuki防災セット」は、環境省が配布している災害用パンフレット「ペットも守ろう!災害対策」に掲載されている備蓄用品を参考に、飼い主たちから集まった「こういうものが欲しい」というアイデアをプラス。軽くて割れにくいシリコンタイプの食器や折り畳める猫トイレ、ペットシーツ、猫砂、ごみ袋など必要最低限のアイテムに加え、飼い主や猫の情報が書き込める防災カード、迷子になった猫を探すためのチラシ、猫がいることを知らせる「ねこがいます」ステッカーといった飼い主ならではの発想から生まれたグッズも用意した。

 防災グッズを入れる持ち出し袋はリュックタイプで、これも「両手が使えるとうれしい」という飼い主からの要望を取り入れた。リュックの外側には防災カードを入れるポケットも付け、カードに写真を貼っておくことで「どんな猫と一緒に避難しているか」を知らせることができるよう工夫している。

 発売当初から利用者からの反応がよく、現在は入荷待ちの状態。販売はインターネットショップのほか同社での直接購入もできる。ネットショップでは、防災セットに加えて、避難するときに一緒に持っていくと便利なグッズの紹介もしている。

 担当者は「災害はいつ起こるか分からないし、準備をしなければと考えている飼い主も多いと思うが、何を準備したらいいか分からないまま後回しにしている人もいると思う。そういう人に手に取ってもらいたい」と話し、「もしもの時に備えて大切な家族を守る形を整える手助けになれば。猫は怖がりなところがあるので、対策をしっかりして一緒に避難してもらいたい」と呼び掛ける。

 価格は9,504円。同社での直接購入の場合は、事前の電話連絡が必要。

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