「ラグビーカナダ女子セブンズ」と「日本女子セブンズ・デベロップメント・スコッド(JAPAN SDS)」の選手やコーチらによるラグビー教室が9月7日、「いわぎんスタジアム」(盛岡市永井)で開催される。
盛岡市は2016(平成28)年12月に、カナダを相手国とした2020年東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンとして登録。市ではカナダ代表チームの事前キャンプ誘致を進め、水球チームと7人制ラグビーチームの事前キャンプの受け入れが決まっている。
ラグビー教室はホストタウンの取り組みの一環として、9月2日から7日まで行われるカナダ女子セブンズとJAPAN SDSによる合同合宿の期間に合わせて開催する。ラグビーは大きく分けて15人制と7人制があり、オリンピック種目となっているのは7人制ラグビー。15人制と同じフィールドで行われるが、人数が少ないため試合時間が短く、ボールの動きも大きいという。
同市スポーツ推進課スポーツツーリズム推進室長の坂本淳さんは「ラグビーワールドカップの開催もあり、岩手にとって今年はラグビーイヤー」と話し、「7人制ラグビーは、広いコートを少ない人数でカバーするので、選手たちのスピードや俊敏性も重要になってくる競技。走ってトライする場面が多いのも見どころの一つ」と話す。
7日のラグビー教室は公募で集まった小中学生のほか、スポーツ少年団などでラグビー経験がある子どもたちが参加予定。2チームの選手やコーチらが指導役となり、参加者のレベルに合わせてグループごとに指導する。初心者向けの内容では、ラグビーのルール解説や、タグラグビー体験などを行う。同日13時30分からは、2チームによるエキシビションマッチも開催する。
坂本さんは「リオオリンピックで銅メダルを獲得しているカナダチームや日本の代表選手から直接教えてもらえることはなかなかない。ラグビー初心者の皆さんにも参加してもらえたらうれしい」と話し、「7人制ラグビーの試合、特に国際試合を日本で観戦できる機会は少ない。ぜひラグビーの楽しさを会場で体験して」と呼び掛ける。
ラグビー教室の対象は盛岡市内及び近郊の小学生から中学生までの男女で、定員は20人。開催時間は9時~11時。応募は「いわぎんスタジアム」まで電話(TEL 019-632-3344)で受け付ける。8月20日17時までの先着順で、定員になり次第受付を終了する。エキシビションマッチは申し込み不要、入場無料。