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紫波町のバラ園再オープン 見頃迎え、甘い香りに包まれて

610種のバラが咲くローズガーデン。種類によって見頃が異なる

610種のバラが咲くローズガーデン。種類によって見頃が異なる

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 「紫波ローズガーデン」(紫波町)が6月1日にオープンした。

バラの手入れを行う舟田さん。きれいな花を咲かせるためにも毎日の作業は欠かせない

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 昨年10月に閉園した「サンテミリオンバラ園」が再オープンしたもの。運営を引き継いだ舟田春樹さんは山田町在住で、紫波へ通いながら家族と共にバラ園の管理・運営を行っている。町職員として生涯学習課に在籍していた舟田さんは「子どもから大人まで、地域の皆さんと関わりながら、さまざまな教育や文化活動の支援を行ってきた。その経験をバラ園でも生かせるのではないかと考えている」と話す。「このバラ園を初めて見た時に、閉園してしまうのはもったいないと思った」とも。

 約2ヘクタールの敷地の中に610種約1500株のバラが咲く。イングリッシュローズをはじめ、香りがする品種やつるバラなど国内では珍しい品種も多い。種類によって見頃が異なり、訪れた時期によってバラの花の様子も変わってくるという。小高い丘に位置し、晴れた日には田園風景や岩手山の姿も見える。現在は春バラのシーズンで、9月ごろにせん定作業を行った後、秋にもバラの花が楽しめる。

 園内をイベント会場としても積極的に活用し、7月にはガーデンマジックショーも予定。今後も、地元の子どもたちと共に楽しめる企画や、来園者が体験できるイベントなどを考えている。舟田さんは「いずれは紫波と沿岸の交流につながるようなイベントもできたら」と話し、「まずは地元の皆さんに愛され、紫波に根付いた名所になることを目指して、1年間頑張っていきたい」と意気込む。

 開園時間は9時~17時。入園料は大人=500円、中学生=300円、小学生以下無料。7月31日まで。

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