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「いわてグルージャ盛岡」クラブ公式ビール開発へ サポーターによる投票も

決定した3つの候補を紹介する宮野社長と泉水支社長

決定した3つの候補を紹介する宮野社長と泉水支社長

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 サッカーJ3「いわてグルージャ盛岡」は、クラブ公式ビール「グルージャビール(仮称)」の開発を決定した。

候補に選出された3種のビール。左から岩手山の冠雪・レッドパッション・ストロングブラック

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 チーム初となるクラブ公式ビールの開発は、「キリンビール岩手支社」の協力の下スタート。スタジアムでの販売をイメージし、ビールを通じたスタジアムでの新たな体験の提供やコミュニティーの創出、観戦未経験者の来場促進を目指す。

 6日には開発会議が行われ、チームを運営する「いわてアスリートクラブ」の宮野聡社長と「キリンビール岩手支社」の泉水謙二支社長など、双方の関係者らが出席。宮野社長は「今スタジアムに足を運んでくれている皆さんも楽しめるものにしていきたい。スタジアムで飲むということやチームカラーの表現にもこだわりたい」と話し、白熱した議論が交わされた。

 スタジアムで提供する際に透明なプラスチックカップに入れることから、チームカラーの白・赤・黒を再現できるカクテルタイプのビールに方向性を固め、さまざまな材料とビールを混ぜ合わせた試飲も実施。コーラやコーヒー、野菜ジュースのほか、牛乳、もみじおろし、タピオカなどを使ったユニークな試作品も生まれた。特にJリーグチームの中でも珍しいチームカラー「白」の再現にこだわり、泡を生かしたアイデアも取り入れられた。

 試作品作りには泉水さんも積極的に参加。泉水さんは「私たちの経験からレシピを提案したが、グルージャ側のユニークな発想も面白い。味や見た目、色を意識したスタンダードな味も良いが、意外な組み合わせがおいしいという発見もある」と話す。

 試飲の結果、黒みがかった色合いとミステリアスでパンチがある風味が特徴の「ストロングブラック」、チーム愛を示す情熱の赤色とフルーティーな味わいが親しみやすい「レッドパッション」、爽やかで飲みやすい味とグラデーションカラーで岩手山を表現した「岩手山の冠雪」の3つの候補を選出。この中から販売する商品を決定するためにファン・サポーターによる投票を受け付ける。

 投票期間は7日~22日で、ウェブ上での投票のほか、22日に「いわぎんスタジアム」で開催するホームゲーム・対福島ユナイテッドFC戦では、スタジアム投票と試飲会も予定している。ウェブ投票は1ポイント、スタジアム投票は3ポイントで集計し、合計ポイントが多いものが販売商品に決定する。

 結果発表は24日、スタジアムでの販売開始は29日を予定している。

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