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岩手県で「ストラップ型ヘルプマーク」配布開始 広い認知目指し啓発も

かばんなどにも簡単に付けられるストラップ型のヘルプマーク

かばんなどにも簡単に付けられるストラップ型のヘルプマーク

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 見た目からは分からない障がいや病気を抱える人が、支援や配慮を必要としていることを伝える「ストラップ型ヘルプマーク」の配布が5月27日、岩手県で始まった。

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 「ヘルプマーク」は、義足や人工関節の使用、内部障がい、難病、妊娠初期など、外見からは気付くことが難しい障がいや病気を抱える人が周囲に知らせ、援助が受けやすくなるようにと東京都が作成したもの。マークには白い十字とハートがデザインされ、2012(平成24)年から配布が始まり、昨年度末までに全国34都道府県で配布が行われている。

 岩手県では昨年10月からホームページからダウンロードできるカード型のものを用意し、使用者が自分で印刷して利用している。ストラップ型の配布については要望が多かったほか、「ラグビーワールドカップ」など他県から人が集まるイベントが開かれる中で、来県する人への配慮やヘルプマークを必要としない人へもマークの存在を広めたい思いがあり、配布を決めた。

 ストラップ型ヘルプマークは広域振興局保健福祉環境部・保健福祉環境センターや各市町村の担当窓口で配布。マークには連絡先や困り事、助けてほしいことなどを記入できるシールも同封する。カード型のダウンロードも継続。お願いしたいことなどを自由に記載できる「自由記載版」、氏名や住所、連絡先、かかりつけ医などの記入欄がある「通常版」、お願いしたいことを書ける欄や緊急連絡先の欄を多く取り、飲んでいる薬や装具についても記入できる「三つ折り版」など、さまざまなタイプを用意している。

 今後は公共交通機関や医療機関でのポスター掲示など普及・周知に向けた活動を行っていく。県地域福祉課の菊池優幸総括課長は「配布がスタートしたばかりだが、県内のメディアなどでも取り上げられ、少しずつ普及されているのかなと感じている。マークを必要としない人も含め、広く県民に知ってもらうことが大事。周知活動としてはまだまだこれから」と話し、「知ることで誰かを思いやり、支える力になると思う。マークを付けている人を見掛けたときは声掛けや支援をしてほしい」と呼び掛ける。

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