盛岡さんさ踊りの魅力などをアピールする「2019ミスさんさ踊り」を決めるコンテストの最終審査が5月18日、「プラザおでって」(盛岡市中ノ橋通1)で行われ、5人のミスさんさが選出された。
昨年のミスさんさらからたすきを受け取る「2019ミスさんさ」の5人
今年は29人の応募があり、1次審査を通過した11人の候補者が最終審査に進み、浴衣姿でステージに登場した。会場には候補者の家族や友人のほか多くの市民が足を運び、大勢の来場者と審査員が見守る中、候補者らは自己紹介や意気込み、さんさ踊りへの熱意などをアピールした。
審査の結果、「2019ミスさんさ踊り」に選ばれたのは、米澤育美さん、才川芽衣さん、伊東香澄さん、山下詩乃さん、小川葉奈さんの5人。名前が呼ばれた瞬間、涙をにじませる様子も見られた。
選考後のインタビューで米澤さんは「喜びと驚きでいっぱい。5人で力を合わせて頑張りたい」、才川さんは「最後に名前を呼ばれたこともあり、だめかと思っていた。とてもうれしい」、伊藤さんは「うれしさを通り越して思わず泣いてしまった。審査の最中は緊張で頭が真っ白になり、不安だった。結果が出て良かった」と喜びを語り、山下さんは「このステージにいることが幸せ。常にさんさ踊りのことを考え、私を選んで良かったと思ってもらえるように頑張りたい」、小川さんは「母と姉が『ミスさんさ』なのでプレッシャーもあったが、憧れていた気持ちも強い。さんさを知らない人、県外・海外の人との交流が楽しみ」と意気込む。
審査委員長の鈴木稔さんは「今年の審査は非常に僅差だった。ミスさんさは1人だけではなくて、チーム。5人のチームワークを大切に、体調に気を付けて頑張ってほしい。1年にわたってさんさ踊りと盛岡・岩手の魅力を発信して」と激励した。
5人は5月20日から研修をスタート。6月から約2カ月間にわたって踊りの練習に取り組み、7月23日に三ツ石神社で行われる奉納演舞で初披露する。その後、8月1日から始まる「第42回盛岡さんさ踊り」のパレード先頭で踊りを披露するほか、市内外・県内外などで派遣活動を行う。