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矢巾町で「菜の花まつり」 遊びと楽しさを重視

手作りの看板を手に「一緒にたくさん楽しみましょう」と矢巾町地域おこし隊の皆さん

手作りの看板を手に「一緒にたくさん楽しみましょう」と矢巾町地域おこし隊の皆さん

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 「菜の花まつり~わくわくホリデー~」が5月18日、矢巾町営キャンプ場(矢巾町)で開催される。

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 イベントを企画したのは矢巾町地域おこし協力隊の皆さん。昨年は、町内の農家や飲食店、ハンドメード作家らによる出店やフリーマーケットをメインにした「ヤハバザール」というイベントを春から秋にかけて3回開催。いったんは終了したが、今年の開催をどうするか考えていた。

 ヤハバザールが来場者や町民からも好評を得ていたことから、イベントの開催に地域活性の可能性も感じていたという。そこで、出店をメインにしたマルシェ形式のヤハバザールとはコンセプトを変え、新しいイベントを企画した。

 コンセプトは「矢巾町で味わえる新感覚の『楽しい場!』の提案」。マルシェから遊びや楽しさを重視したものに一新し、会場となるキャンプ場の設備や広さを生かした内容とした。

 隊員の藤岡裕子さんは「町内にキャンプ場がある強みを生かしたいと考えていた。今回はとにかく楽しさがメイン。どの世代の人でも、そして出店者やスタッフとしてその場にいる人も楽しめるイベントになっている」と話す。

 当日はレクリエーション広場やたき火、スポーツ体験などが楽しめる「PLAY」、クラフトや飲食の出店が並ぶ「SHOP」、音楽ステージがある「MUSIC」の3つのゾーンに加え、矢巾町消防団による「Fire brigade」ゾーンもあり、ポンプ車の展示や水を使ったゲームも体験できる。会場内へはキャンプ場近くの菜の花畑を必ず通って入場する。

 出店者や参加団体も町内だけにこだわらず、近隣地域からも開催趣旨に賛同した人を中心に集めた。イベントを通じて町民や広域地域との交流・ネットワーク作りを推進するなど、住民主体の地域活性化に向けた取り組みものも開催目的の1つとなっている。町内外から多く人が集まることからニーズを調査する場としても活用し、来場者アンケートや7月に開く町の夏祭りに向けたアイデアの募集も行う。

 今年から隊員に加わった新田真未さんにとっては今回が初めての大きなイベント。新田さんは「天気にも恵まれそうで一安心。準備している時から楽しんでいるので、当日はもっと楽しいと思う」と意気込む。同じく隊員の下町龍也さんは「たき火にスポーツ、音楽、消防とレクリエーションのオンパレードで、見どころしかないイベントになっている。子どもたちにも目いっぱい遊んで帰ってもらいたい」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~15時。入場無料。

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