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滝沢市「情報発信STUDY」継続に向けてCF挑戦 地域に人を育てるサイクルを

「情報発信STUDY」のセミナーでの様子

「情報発信STUDY」のセミナーでの様子

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 滝沢市で行われている人材育成事業「情報発信STUDY」の継続・進化に向けて現在、運営チームがクラウドファンディングを通じた資金調達に挑戦している。

 「情報発信STUDY」は滝沢市市民環境部地域づくり推進課が主催し、国からの地方創生推進交付金を活用した事業としてスタート。「発信力で滝沢のビジネスを変える!」をテーマに、SNSの活用やデザイン、マーケティング、プレスリリースの書き方、ブランディングなどさまざまな情報発信の手法を学ぶセミナーを、各分野のプロフェッショナルを講師に招いて行っている。2017年度から2年間で40回以上実施し、受講者は延べ1500人を超える。

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 交付金を活用した事業としては2018年度で終了。一方、受講者からは継続を求める声も多く、受講後のアンケートにも好意的な感想や応援の言葉が集まっているという。そこで民間の力での継続と内容の進化を目指し、クラウドファンディングを通じた資金調達プロジェクトへの挑戦を決めた。

 プロジェクトの代表を務めるのは、市からの委託を受け、共に企画・運営に携わってきた広告プロダクション「哲学堂」の渡辺炎如(かい)さん。渡辺さんは「交付金を使った一過性の事業として終わらせたくないという強い思いがある」と話し、「クラウドファンディングに挑戦する目的には、『情報発信STUDY』の取り組みを知ってもらい、共感者を増やすこともある。滝沢には良いものがたくさんあるが、発信力が弱い。情報発信をする手法を学べば、企業や商品だけではなく、住む人や地域自体の魅力も増すことを知ってほしい」と意気込む。

 民間での継続に当たり、「一般社団法人 情報発信スタディ協会(仮称)」を設立。市内の企業や教育機関とも連携し事業の独立を目指す。これまでの講座は無料で行われていたが、今後は有料のセミナーを中心に年20回以上の実施を予定するほか、会員制のオンラインサロンの運営も計画。ノウハウの共有や講座内容の動画配信、交流の場づくりにも力を入れ、「講座を受講したい」という遠方に住む人の要望にも応えられる仕組みも取り入れる。

 クラウドファンディングの目標金額は100万円で、1口3,000円から支援ができる。支援者には運営メンバーからのお礼の手紙のほか、受講料やオンラインサロンの会費免除など金額に合わせた返礼を用意。集まった資金は講師の依頼費用やセミナーの開催費用などに充てる。

 渡辺さんは「私たち自身もセミナーを通じて人脈が広まったので、それを生かして困ったときに頼れる場所を作っていきたい。学んだ人が今度は誰かを教える側にもなれる。人が育つサイクルを生みたい。プロジェクトに共感して支援してもらえれば」と呼び掛ける。

 実施期間は3月18日まで。

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