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盛岡で震災テーマの朗読会 県内の朗読劇が一堂に

「いわてリーディングシアター」に出演する「みやこ市民劇ファクトリー」の公演の様子

「いわてリーディングシアター」に出演する「みやこ市民劇ファクトリー」の公演の様子

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 「もりおか町家物語館」浜藤ホール(盛岡市鉈屋町)で2月17日、「いわてリーディングシアター」が開催される。

 今回が初開催となる同イベントは、「もりおか町家物語館」をはじめとする鉈屋町かいわいの歴史と風情がある街並みなどを生かし、近隣の小劇場や小空間を会場にした公演を行う「したまち小劇場祭」の一環で企画されたもの。今回が初開催となり、「みやこ市民劇ファクトリー」「久慈市朗読劇ユニット」「二戸演劇協会 雲人」の3団体が出演する。

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 朗読する作品のテーマは「震災」。企画当初からテーマを選んだわけではなく、各団体に朗読作品のレパートリーを聞いたところ、偶然にも震災をテーマにした作品が集まった。同館担当者の八木絵里さんは「出演者の中には実際に被災した人もいる。震災は乗り越えられるものではなく、抱えていくものであり、朗読という形で外に出すことで気持ちを整理できるという話も聞かせてもらった」と話す。

 朗読する作品は全4作品。「みやこ市民劇団ファクトリー」は、三陸鉄道北リアス線の復旧にまつわる「はしれさんてつ、きぼうをのせて」、「二戸演劇協会 雲人」は「ひまわりのおか」という津波で子どもを亡くした後、小学校の側でヒマワリを育てる母親たちの物語を朗読する。「久慈市朗読劇ユニット」は、震災後、大槌町に設置された「風の電話ボックス」を題材にした「かぜのでんわ」のほか、9.11同時多発テロの追悼集会で朗読された詩「最後だとわかっていたなら」の2作を朗読する。

 当日はIBC岩手放送の大塚富夫アナウンサーも特別出演し、昨年公募を行った震災にまつわるエッセー作品の中から2編を朗読する。

 八木さんは「出演する団体は朗読や読み聞かせをメインとしているところもあれば、普段は演劇をしているというところもある。盛岡以外の場所で活動する皆さんが盛岡に集まるというのも珍しいと思う。県内各地から届いた物語をぜひ聞きに来て」と呼び掛ける。

 14時開演。料金は、前売り=800円、当日=1,000円。チケットはもりおか町家物語館のほか、プラザおでって、カワトク、いわてアートサポートセンター風のスタジオで取り扱う。

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