文具などの販売を行う「平金商店パステル館 本店」(盛岡市肴町)は、盛岡の風景を描いたオリジナルハンドタオル「もりおかの町なみハンドタオル」を発売した。
ハンドタオルに印刷された風景画を描いたのは店のスタッフの知人。「知人が盛岡の風景を描いている」と紹介を受け、その絵を見たスタッフらがほれ込んだという。絵を何かに活用できないかと交渉を重ね、同店が注文を受けて印刷する2019年の年賀状の絵柄に使用。初の試みだったが利用客から好評を得たため、絵を使ってまた何かできないかと考える中、布に印刷できるプリンターが店にあることから、「ハンドタオルにしてみてはどうか」というアイデアが生まれた。
ハンドタオルの絵柄は、旧盛岡バスセンター・中津川沿いのござ九・上の橋・肴町アーケードの4種類で、それぞれの風景が水彩画の優しいタッチで細やかに描かれている。1月14日に店が22周年を迎えるのに合わせ、その数日前から販売をスタート。反響が大きく、ネットショップでの取り扱いも始めた。
スタッフは「素晴らしい絵だったので、何かに生かしたいという思いから始まったが、ここまでの反響に驚いている」と話し、「今はない建物が描かれたものもあり、懐かしさも感じてもらえると思う。盛岡を離れた人への贈り物やお土産にも選んでもらいたい」と呼び掛ける。
価格は1枚540円。