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岩手県交通の「電気バス」運行スタート 環境にも乗客にも優しく

2月1日から運行する電気バス。緑の車体が目印

2月1日から運行する電気バス。緑の車体が目印

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 「岩手県交通」(盛岡市盛岡駅前通)は2月1日から市内の路線で電気バスの運行をスタートする。

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 同社が導入したのは中国の自動車メーカーBYD製の大型電気バス1台。定員は56人で、1回の充電で約250キロを走ることができる。軽油を使わず電力のみで走行するため排出ガスが抑えられ、走行中の音も静かで、停車中はほぼ無音となる。環境にも優しいことやコストの削減、車両故障のリスクが少なくなるといった理由のほか、若い利用者が多いことから新しい技術に触れてほしいという思いから導入に至った。県内での電気バスの導入は初めてとなる。

 電気バスが運行する路線は盛岡駅東口とイオンモール盛岡南を結ぶ「イオンモール盛岡南線」で、1日77便中18便で電気バスを運行する。盛岡の玄関口である盛岡駅と大型商業施設を結ぶ路線は利用者が多い。導入した電気バスはギアチェンジの必要がないため、車体の揺れが非常に少なく、走行がスムーズで高齢者も安心して利用できるという。

 今後は台数を増やし、他路線への投入も検討している。

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