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「岩手寒じめほうれん草選手権」今年も 岩手の冬野菜味わって

岩手の寒さの中で育つ「寒じめほうれん草」

岩手の寒さの中で育つ「寒じめほうれん草」

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 「野菜ソムリエコミュニティいわて」が行う「寒じめほうれん草選手権2019」が1月20日、「コミュニケーションギャラリー リリオ」イベントホール(盛岡市大通1)で開催される。

 「野菜ソムリエコミュニティいわて」は、岩手で活動する野菜ソムリエ有志によるグループ。生活者へ野菜・果物の魅力を発信するほか、生産者との距離を縮めようと、産地農家見学や料理教室、啓発イベントなどの活動を行っている。

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 岩手の冬の代表的な農産物「寒じめほうれん草」について生活者に知ってもらい、おいしさや栄養価の高さを味わってもらおうとスタートした「寒じめほうれん草選手権」は今年で5回目。参加者に各地の寒じめほうれん草を試食してもらい、投票で1位を決めるほか、寒じめほうれん草などを販売するミニマルシェなどを行う。

 「寒じめ」栽培は現在の「東北農業研究センター」で開発された技術で、寒い冬にビニールハウスの屋根を開けることでホウレンソウを寒気に当てる方法で栽培する。ホウレンソウは寒さに耐えるために糖を蓄えることから、甘みが増し食味が良くなるという。一方、近年では形状がよく似ている「縮みほうれん草」が出回り、価格面などで押されている状況もある。そこで岩手ならではの野菜をもっと広く知ってもらおうと強い思いをイベント開催へ込める。

 今回の「寒じめほうれん草選手権」は、医師や栄養士、料理人、生産者などから成るグループ「岩手の食材で毎日CUISINE MINCEUR(キュイジーヌマンスール)」が行う、食から健康セミナー「40歳を過ぎてからの眼の病気と予防」と同時開催。寒じめほうれん草には目の健康維持に役立つ成分「ルテイン」が豊富に含まれ、現在、「機能性表示食品」の登録申請にも取り組んでいることから、相乗効果を狙い同時開催に至った。

 イベントは2部構成で、第1部では原眼科病院院長で自治医科大学眼科非常勤講師の原岳(はらたけし)さんを講師に迎えて講演会を開く。第2部は「寒じめほうれん草選手権2019」となる。選手権には県内の5~6農家が参加予定で、試食投票やミニマルシェのほか、レストラン「びすとろ銀河」特製寒じめほうれん草料理の試食も行われる。

 コミュニティーの代表を務める高橋義明さんは「寒じめほうれん草は、岩手の風土が育てた冬の代表的な野菜。凍らないように糖をためてゆっくりゆっくり育っているホウレンソウをぜひ味わってほしい。最近は栽培農家が減少している。買い物では岩手産を選んで農家を応援してもらいたい」と呼び掛ける。

 開催時間は13時30分~16時30分。参加無料。定員は150人。イベントは当日参加も可能だが、事前予約の利用を呼び掛ける。予約はメールもしくはフェイスブックのイベントページで受け付ける。

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