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盛岡・材木町にロースタリー&カフェ 店主「コーヒーの相談所」に

「BOUND COFFEE」の店内。コーヒーができる様子が見えるカウンターと焙煎機が特徴

「BOUND COFFEE」の店内。コーヒーができる様子が見えるカウンターと焙煎機が特徴

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 スペシャルティコーヒー専門店「BOUND COFFEE」(盛岡市材木町)が9月28日、グランドオープンした。

「BOUND COFFEE」外観

 店主・田中大祐さんは約10年間コーヒー業界で働き、「独立して自分の店を持ちたい」と考えていたという。2年ほど前から店の構想を始め、自家焙煎(ばいせん)の豆を販売する店舗に勤めていた経験から、コーヒー豆の焙煎・販売をメインとした「ロースタリー&カフェ」をオープン。8月9日からカフェと物販のみのサービスでプレオープンし、この日豆の販売を開始した。

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 田中さんは「お店でおいしいコーヒーを飲むのももちろん良いけれど、家でも同じように飲んでもらいたい。コーヒー豆や入れ方について紹介しながら、コーヒーを自宅でも楽しんでもらうための手伝いができればうれしい」と話す。

 同店で取り扱うコーヒー豆は、単一生産者や単一農園の豆を使用する「シングルオリジン」で、加工・製造・流通などの過程が明確な高品質なものをそろえる。現在は常時5~6種類を扱い、今後は少しずつ種類を増やしていく予定。それぞれの豆の味や飲み口、産地、お勧めの入れ方を紹介した紹介文を添え、買い手が選びやすいように工夫を凝らし、コーヒーに関わる器具や食器などの販売も行う。

 店内には10席のカフェスペースを設け、好みの豆が選べるホットコーヒーとアイスコーヒーのほか、カフェ・オ・レ、アップルジュースなどのドリンクメニュー、チーズケーキやガトーショコラといった手作りケーキ、シナモンシュガートーストなどのフードメニューを提供する。

 店内は外国のカフェをイメージした内装で、会話を楽しみながらリラックスして過ごしてもらえるよう、居心地の良い空間にこだわった。コーヒーができる工程を間近で見てもらいたいとの思いから、席の目の前に焙煎機を設置し、カウンター越しにコーヒーを入れる様子が見える配置になっている。

 「BOUND」は、「弾む」のほか、「結び付ける」「躍(おど)る」など多くの意味を持つ。「新しいことに挑戦し続ける」「生産者と消費者を結ぶ」「心が躍るコーヒー」といった「BOUND」で表現できる多様な意味を込めて店名を付けた。

 田中さんは「酸味がある、フルーティー、苦味が強いというようにコーヒーにも個性があることを伝えたい。皆さんが持つ味覚に合ったコーヒーを提案できればうれしい」と話し、「コーヒーに関する相談所のような存在でありたい。何か悩みや疑問があれば気軽に聞いてほしい。コーヒーファンの皆さんと会えるのを楽しみにしている」と呼び掛ける。

 営業時間は11時~19時。日曜定休。