「大丈仏教他力本願寺 坊主BAR in盛岡」が8月18日、シェアオフィス「BUNBO(ぶんぼ)」(盛岡市肴町)で開催される。
「大丈仏教他力本願寺」は、「和尚」を務める杉浦恵一さんが作った架空の寺。杉浦さんは気仙沼市でコワーキングスペースを運営するほか、毎月11日にキャンドルに灯をともし、東日本大震災の記憶や被災地への思いを伝える「ともしびプロジェクト」のメンバーとして活躍している。
架空の寺を作るきっかけとなったのは、「ともしびプロジェクト」のキャンドル工房に数多くのキャンドルが並ぶ様子を見た僧侶が「現代版のお寺だ」と声を掛けたことだったという。杉浦さんは「それまでは仏教はもちろん宗教的な話題が苦手だった」と話し、「お坊さんと話しているうちに、自分と考えが仏教と似ている感じがして興味が湧いた。宗教をもっと身近に、ポップに感じられる場所として思い付いたのが架空の寺。名前も思い切ってユニークに付けた」とも。
「坊主BAR」は本物の僧侶と話す場所を作ろうと気仙沼でスタート。杉浦さんとゲストの僧侶がドリンクなどを提供しながら参加者と会話を楽しみ、料金は請求せず参加者が料金を決め封筒に入れる「お布施システム」を取り入れている。今年5月に初の出張開催として一関市で実施。今回、盛岡への出張は知人や協力者がいたことから決めた。
盛岡ではゲストに県内の寺院で住職を務める佐藤良規さんと佐々木秀吾さんを迎え、仏教に関係する話だけではなく日常に沿った話などを楽しむほか、参加者の悩みや質問に答えるコーナーも設ける予定。
杉浦さんは「正直なところ、会話の中身については当日になってみないと分からないが、お坊さんがいることで話しやすいこともあると思う。大丈仏教だけに『大丈夫』なので遊びに来て」と呼び掛ける。
開催時間は19時~22時。事前申し込み不要。